2021年度「観光地経営講座」
コロナ禍においては、外出自粛要請が長引き、表立って観光客を誘致しづらい厳しい状況が続いています。今年度の観光地経営講座は「観光地の“強さ”とは何か?~経験価値に立脚する原点回帰の観光地経営~」というテーマのもと、オンラインによる講義(7/9)と軽井沢での現地研修(7/19)を開催しました。
7月9日のオンライン講義では、まず観光政策研究部長の山田から今後の観光に求められる要素や、本講座のキーワードとなる「経験価値」について解説しました。
その後、3名の外部講師から、従来型の観光協会を地道に改革しながら地域ならではの資源を活かした経験価値を形にしてきた(一社)沖縄市観光物産振興協会の取り組み(講義2)、道後湯之町の初代町長・伊佐庭如矢が掲げたまちづくりの精神を受け継ぎ、官民協働で観光まちづくりを進める道後温泉の取り組み(講義3)、時代の潮流を見越した魅力づくりを推進し、コロナ禍で600人が移住した軽井沢の取り組み(講義4)についてお話をうかがいました。
7月19日の軽井沢研修では、講義4の内容とオリエンテーションをふまえて、講師とともに町内を視察。なぜこれだけの移住者や根強いファンが軽井沢を訪れるのかを身をもって感じ取り、その理由を参加者全員で分析しました。最後は、自身の立場や地域に落とし込むことでさらに理解と考察を深め、本講座の締めくくりとしました。
講義や現地研修の様子は2021年度観光地経営講座講義録をご覧ください。
概要
テーマ | 観光地の〝強さ″とは何か? ~経験価値に立脚する原点回帰の観光地経営~ |
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開催日時 | 7月9日(金)09:30~15:30(4講義/オンライン講義) 7月19日(月)09:30~16:00(現地研修/軽井沢でのリアル開催) ※7/9の講義のみ、もしくは両日参加のどちらかがお選びいただけます。 ※現地研修は自治体、DMO、観光関連団体、観光事業者など地域で観光振興に取り組む方を対象としたプログラムになっております。 |
会場 | 7月9日(金):Zoomウェビナーによるオンライン講義 7月19日(月):軽井沢での現地研修 |
主な対象者 | 観光による地域振興に携わる地方自治体のご担当者、 観光関連事業者、観光協会やDMO、商工会議所等の関係者など |
主催 | 公益財団法人日本交通公社 |
お問い合わせ | 公益財団法人日本交通公社 観光政策研究部 (日下部・福永) TEL:03-5770-8360(10:00~17:00) E-mail:jtbfseminar@xb069601.xbiz.jp |
スケジュール
■7月9日(金):オンライン講義
9:30 開講・オリエンテーション |
◆講義1.観光地の〝強さ″とは何か ~コロナ禍で試される観光地マネジメント~ 講師:山田 雄一((公財)日本交通公社 観光政策研究部長) |
◆講義2.改革は組織の内側と足元から ~自立的な組織経営に向けた沖縄市観光物産振興協会の取り組み~(仮) 講師:山田 一誠 氏((一社)KIX泉州ツーリズムビューロー専務理事/元(一社)沖縄市観光物産振興協会 事務局長) |
◆講義3.地域資源を大切に百年にわたって官民+住民が協働で取り組む道後温泉の観光まちづくり 講師:山下 勝義 氏(松山市産業経済部道後温泉事務所活性化担当課長) |
◆講義4.時代ごとに経験価値を創造する軽井沢(仮) 講師:工藤 朝美 氏((一社)軽井沢観光協会 事務局長) |
15:30 総括・終了 |
■7月19日(月):現地研修
09:30 開講 |
◆オリエンテーション 講師:新宅 弘恵 氏((一社)軽井沢観光協会 事務局次長) |
◆グループごとにフィールドワーク |
◆グループディスカッション |
◆発表&全体ディスカッション |
16:00 終了 |
※会場は軽井沢駅周辺を予定しております。
【全体進行】 (公財)日本交通公社 観光政策研究部 主任研究員 福永 香織
※講師、講義内容、登壇日(順序)は、やむを得ず変更となる場合がございます。
※新型コロナウイルスの感染状況によっては7月19日の現地研修の方法が変更になる場合もございますので、ご了承ください。