スキーリゾート(オールシーズン)の「コロナ禍からの復活」を主たるテーマとして、具体的な情報提供、実践的取り組みを行いながら、地域、事業者の支援を行うことを目的として活動した。リゾート・レジリエンス・セミナーを開催し、会員事業者や地域がコロナ禍への対抗策としてより実践的な戦略を講じるための支援を行った他、国内テール市場の立ち上げや将来的なリフト券のサブスクリプションモデルの導入可否について検討し、1,000人モニター実験によって検証した。
概要

本研究会は、スキーリゾートの国際化の中で、その競争力や持続性を高めていくことを目的に2019年度に創設した。当初、2021年度の北京五輪を一つのマイルストーンとしていたが、2020年度に襲来したコロナ禍によって、事業環境は一変し、事業継続すら危ぶまれる状況となった。これを受け、当面の間は「コロナ禍からの復活」を主たるテーマとして、具体的な情報提供、実践的取り組みを行いながら、地域、事業者の支援を行うこととする。これに合わせ、研究会名も「マウンテンリゾート研究会」に改名し、オールシーズンを対象とした展開とする。
2021年度は、リゾート・レジリエンス・セミナーの開催、1000人モニター実験の実施、検疫システムの展開に取り組み、会員事業者や地域がコロナ禍への対抗策としてより実践的な戦略を講じるための支援を行うとともに、国内テール市場の立ち上げやリフト券のサブスクリプションモデルの導入可否について検討する。なお、1000人モニター実験は、3年間の中で、継続的な受託事業とすることを念頭においたシステム設計、関係者調整を行うとともに、消費者の意識や行動を収集するインフラとし、その分析結果については学術論文の投稿につなげる(学術的知見も収集する)。