No.98 第15回自然公園研究会を開催しました
2020年06月29日(月)に、第15回自然公園研究会を開催しました。今回は「withコロナ時代の国立公園を考える~現地からの報告~」をテーマとして、各地の状況や取組の事例をご紹介いただきました。
また、昨今の情勢を踏まえた新たな試みとして、研究会はオンライン会議により実施し、その模様を参加者にリアルタイム配信する形式で実施しました。当日は行政担当者、観光事業者、研究者や学生など、様々な領域から自然公園に携わる方々、約170名に配信をご覧いただきました。
冒頭、本研究会の運営メンバーである土屋俊幸氏より、第15回研究会をオンラインで開催するに至った経緯や、オンライン開催により期待される情報発信、情報共有などの役割を踏まえて、ご挨拶を頂きました。
その後、斎藤直樹氏(自然公園財団)、桝厚生氏(環境省 大雪山国立公園)、田村努氏(環境省 阿蘇くじゅう国立公園)から、各地の国立公園における従前の施策、緊急事態宣言後の状況や、現地での対応策等についてご報告をいただきました。また三宅悠介氏(環境省 国立公園課)より、コロナ後の対応として環境省が推進する施策の方向性等についてご発表いただきました。
後半のディスカッションでは、本研究会の運営メンバーである愛甲哲也氏のコーディネーションのもと、活発な意見交換がなされました。withコロナ時代における国立公園の利用、管理、地域との協働や関係者の雇用等における展望について議論がなされたほか、視聴者からお寄せいただいた質問にも各地から回答をいただきました。
自然公園研究会は、今後も時節に応じた開催方法を模索しつつ、自然公園をめぐるオープンな議論の場としての活動を続けて参ります。