No.51 「近代日本における旅行案内書の歩み」をテーマに第8回たびとしょcafeを開催しました
3月2日(木)、第8回たびとしょcafeを開催しました。
テーマを「近代日本における旅行案内書の歩み」とし、関西学院大学文学部教授の荒山正彦先生をゲストスピーカーとしてお招きしました。
江戸時代、徒歩が中心であった旅行の案内書として多数制作された道中記から、各地の名所が図や絵で描かれた名所図会、そして明治大正時代の鉄道開通に伴って発行された鉄道旅行案内書、さらには東京などを起点とした旅行のモデルルートや旅程にかかる費用の概算、目的地の案内などを記した『旅程と費用概算』(ジャパンツーリストビューロー,1920年~1941年)に至るまで、戦前の日本における旅行案内書の変遷をわかりやすくお話いただきました。
(2017/3/6 福永 香織)