平成19年度観光実践講座講義録
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環境、景観をいかした地域主体の観光を考える
昨年に引き続き「地域が主体となったまちづくり」をメインテーマに掲げ、今回は「環境、景観をいかした地域主体の観光を考える」という目的で、全国各地で実践されている多彩な講師の方々から、住民が主役となって地域の魅力づくりとその観光への展開について体験に基づいたお話をお聞きし、共に考えました。
“五感刺激”という新しい切り口からの観光開発、地域文化を活かした温泉地の新たな挑戦、住民地域を巻き込んでの湖岸観光地づくり、環境問題が発端の住民主役の景観まちづくり、野生生物保護から始まった生活環境と農林業の見直し、など従来の観光開発論にとらわれない幅広い観光実践論となっています。また、6月に行われた観光基礎講座の基調講演、観光的視点からの都市政策も収録しています。
この講義録が、単なる参考資料ではなく、具体的な行動を起こすきっかけになれば幸いです。
- 発行年月
- 2008年03月発行
- 判型・ページ数
- A4判 84ページ
- 価格
- 定価3,300円(本体3,000円 + 税)
※本書は当サイトでの販売は行っておりません。
掲載内容
- 講義1:地域主体の観光の時代 ~持続可能な観光を目指して~
財団法人日本交通公社 常務理事 小林 英俊
講義2:「五感に訴える」~観光立町に取り組む冨士河口湖町の実践的観光戦略~
冨士河口湖町 観光課長 渡邊 武博 氏
講義3:地域の遺伝子を受け継ぐ人々へ ~足りないのは資金じゃない~
大分県県会議員
大丸旅館 代表取締役社長 首藤 勝次 氏
講義4:観光政策と地域再生の現場をつなぐ~阿寒湖温泉7年の取り組み~
財団法人日本交通公社 研究調査部長 梅川 智也
講義5:まちを商品化したら駄目、まちを想う人を増やすことが大切
近江八幡市 市長公室 室長 吉田 正樹 氏
講義6:コウノトリがつなぐ地域の生業と環境、そして観光
豊岡市コウノトリ共生部 コウノトリ共生課 課長 佐竹 節夫 氏
講義7:観光は総合政策!~松本市観光戦略本部の組織づくり・人づくり~
松本市 安曇支所 支所長
※講義7は07年6月の観光基礎講座基調講演です。
※講師の所属・役職は講座開催時のものです。