機関誌「観光文化」では、時代を鑑みた特集テーマを設定。公益財団法人日本交通公社の自主研究成果のほか、外部研究者や地域の実践者などにもご協力いただきながら論考・提言として発信しています。
発行年順一覧
デスティネーション・ガバナンス(観光文化 245号)
国内外のデスティネーション・マネジメントの研究・実践動向を概観した観光文化234号(2017年7月)では、特に2010年代以降、海外の観光研究分野における観光地を捉える概念が「マネジメント」から「ガバナンス」へと移行して・・・
株式会社型DMOという挑戦(観光文化 244号)
DMOは、地方創生、特に観光振興による地域経済の活性化への期待を背景に、全国的な展開を見せている。大半のDMOは、非営利法人として公益的な役割を果たすことによって、地域活性化に貢献することを目指している。 しかし、少数で・・・
観光と図書館~地域の観光に図書館はどう寄与できるか~(観光文化 243号)
図書館は、最も多くの利用がある公共施設のひとつだと言われています。皆さんもお住まいの地域の図書館に、一度は訪れたことがあるのではないでしょうか。 多くの方々で賑わう図書館には、様々な種類の書籍や資料等が所蔵されていますが・・・
多様化するビジネストラベル(観光文化 242号)
近年、業務を目的とした旅行に休暇を組み合わせる〝ブリージャー(Bleisure)〞、休暇を目的とした旅行に業務を組み合わせる〝ワーケーション(Workation)〞、更には特定の拠点を持たずに国内外を移動し暮らしつつ仕・・・
特産品を活用したインバウンドの経済効果向上(観光文化 241号)
訪日外国人旅行者の地方訪問が増えつつある中、各地域では、インバウンドによる経済効果を高めるための様々な取り組みが行われている。 こうした取り組みを進めるにあたっては、域内調達率(地域内から原材料や雇用者を調達する率)・・・
観光客急増で問われる地域の〝意思〞(観光文化 240号)
世界的規模で旅行者が急増する中、一部の地域では、許容範囲を超えた観光客の来訪および行動による生活・商環境の悪化や観光客の体験の質の低下などが確認されている。今後も環境変化が見込まれる中において、観光を我が国の成長を支え・・・
古書から学ぶ(観光文化 239号)
旅の図書館は今年で開設40周年を迎えます。開設以来、観光・旅行に関する最新の図書や雑誌に加え、明治・大正・昭和戦前期の古書や地誌、社史といった古い資料も収集してきました。 こうした古書の中には、その分野、その時代にお・・・
インバウンド時代の観光振興財源(観光文化 238号)
経済のサービス化と、人口の縮小のなか、「観光」は地域経済振興のエンジンとして期待される存在である。しかしながら、観光振興に伴う取り組みは広範におよび、難易度が高い取り組みも少なくない。 これらの取り組みを着実に展開す・・・
これからの地域交通と観光(観光文化 237号)
地域交通をめぐる環境変化はめまぐるしく、ICT、EVなど新しい技術の進展や自動運転導入へ向けた社会実験、また、BRT(Bus Rapid Transit)、公共交通空白地有償運送、貨客混載といった新しい交通システムの導・・・
人生に旅を!節目旅行ノススメ(観光文化 236号)
旅に出るきっかけを人生の〝節目〞に求めるのは日本人だけではないだろうが、旧暦にみられるように季節の変化がはっきりし、伊勢参りのように本音と建前を使い分ける日本人には節目をいわば言い訳に旅に出る傾向が強い。 昨今は特に・・・
持続可能な観光 (観光文化 235号)
国連は当年を「持続可能な観光国際年」と定め、観光の視点から持続可能性を高める呼びかけをおこなっています。 また当財団でも自主・受託事業を通じて同テーマに取り組んできました。 しかし、これまでは理論・概念からの整理が・・・