2021年度観光地経営講座講義録 観光地の“強さ”とは何か? ~経験価値に立脚する原点回帰の観光地経営~
本書は、2021年7⽉9⽇(金)・19⽇(月)の2⽇間にわたり開催した「観光地経営講座」の中から、4つのオンライン講義と、軽井沢現地研修でのオリエンテーションとグループワークの内容をまとめた講義録です。
今回の講座では、「観光地の“強さ”とは何か?~経験価値に立脚する原点回帰の観光地経営~」をテーマとしました。
新型コロナウイルスの国際的な感染拡大によって、観光地、観光産業への打撃は長期化しています。一方で、コロナ禍においても来訪者や移住者が集まる地域も見受けられます。こうした地域は、地域ならではの核となる特徴や強みを活かした「経験価値」を形にしているとともに、顧客のみならず、ともに観光事業に取り組む関係者や地元住民との間に、強固な「信頼関係」が構築できていることがうかがえます。
先が見えない状況だからこそ必要な、長期的視点に基づいた地域のブランディングや、様々なリスクにも揺るがない観光地経営のヒントが散りばめられている一冊となっています。本講座及び本書をきっかけに、具体的なアクションにつながれば幸いです。
- 発行年月
- 2021年10月発行
- 判型・ページ数
- A4判 60ページ
- 価格
- 定価1,100円(本体1,000円 + 税)
※本書は当サイトでの販売は行っておりません。
掲載内容
◆観光地の“強さ”とは何か ~コロナ禍で試される観光地マネジメント~
講師:公益財団法人日本交通公社 観光政策研究部長 山田 雄一
◆改革は組織の内側と足元から ~自立的な組織経営に向けた沖縄市観光物産振興協会の取り組み~
講師:一般社団法人KIX泉州ツーリズムビューロー 専務理事/
前 一般社団法人沖縄市観光物産振興協会 事務局長 山田 一誠 氏
◆地域資源を大切に 百年先を見据え官民協働で取り組む道後温泉の観光まちづくり
講師:松山市産業経済部 道後温泉事務所 活性化担当課長 山下 勝義 氏
◆“軽井沢ルール”によって作られた コロナ禍にもゆるがない、軽井沢ブランドとは
講師:⼀般社団法人軽井沢観光協会 事務局長 工藤 朝美 氏
◆軽井沢の観光まちづくり(オリエンテーション)
講師:⼀般社団法人軽井沢観光協会 事務局次長 新宅 弘恵 氏
【軽井沢での現地研修】
◆ポストコロナを見据えた地域の経験価値を考える(グループディスカッション)
ファシリテーター:公益財団法人日本交通公社 観光政策研究部 主任研究員 福永 香織
※講師の所属・役職は講座開催時のものです。