機関誌「観光文化」

不動産再生から観光地づくりを考える(観光文化256号)

不動産再生から観光地づくりを考える(観光文化256号) 全文無料公開中

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観光による地域経済活性化に注目が集まるなかで、地元企業が中心になり、持続的な地域の活性化という「公的な視点」をもちつつ、空き家や空き空間といった地域の不動産を再生し、地域の魅力を際立たせ、あたらしい事業(観光サービス)を生み出し、地域の活性化につなげる事例が増えている。
こうした事例においては、不動産を再生することによって、他の地域にはない特色を活かした空間や、消費につながるサービスを生み出すとともに、観光客のみならず、住民や事業者すらもマーケットとして捉え、事業を継続・発展させる取り組みが行われている。
本特集では、4つの地域をケーススタディとして、不動産の再生による地域の活性化につながる観光地づくりをどのように実現してきたのか、また今後の可能性や克服するべき課題とは何かについて考えていきたい。

発行年月
2023年02月発行
判型・ページ数
A4判 64ページ
価格
定価1,100円(本体1,000円 + 税)

※本書は当サイトでの販売は行っておりません。

掲載内容

表紙・巻頭言

表紙
巻頭言海士の未来を創る、新たな挑戦 大江 和彦

特集 不動産再生から観光地づくりを考える

特集1不動産再生から観光地づくりを考えるその背景と課題 中野 文彦
特集2「不動産再生からの観光地づくり」のケーススタディ
    事例1 「創造的職人宿場町」兵庫県丹波篠山市福住 中野 文彦
    事例2 「生活と観光の両立〜地域への共感を生み出す空き家活用〜」山梨県富士吉田市 門脇 茉海
    事例3 「世界に発信する用宗のまちづくり」静岡県静岡市駿河区用宗 山本 奏音
    事例4 「島の未来を創るホテル」島根県隠岐郡海士町 中野 文彦
特集3欧州で最もサスティナブルな島のシンボルHotel GSHの挑戦 川原 晋
特集4対談「不動産再生による観光地づくり」をどう見るか 川原 晋、内田 純一
視座不動産再生から観光地づくりを考える その可能性と課題 中野 文彦

活動報告

第29回たびとしょCafe「紙だからこその魅力~旅好き女性を引き付ける旅行雑誌とは~」を開催 中山 優子
第32回旅行動向シンポジウムを開催

[連載] 観光を学ぶということ ゼミを通して見る大学の今

第16回 東洋大学国際観光学部国際観光学科 内田ゼミ 内田 彩

[連載] わたしの一冊

第28回『となりのアルゴリズム』 佐藤 勘三郎