海外観光研究ネットワーク

海外観光研究ネットワークは、海外諸国の「観光研究」動向を把握し、当財団および我が国の観光研究を国際的な視野のもとで発展させることを目的に、2015年度に始まった取り組みです。

東アジア諸国を中心に、各国・地域の研究者との研究交流会の開催、国際学会への参加などを通して、国際ネットワークの拡充を図っています。

目的

近隣諸外国においては、観光研究者の国際的な活動や交流が急速に活発化していますが、我が国にはそれら各国の「観光研究」の動向や特徴に関する基礎的な情報が少なく、国際学術的な研究情報発信の少なさから我が国の観光研究の存在感は極めて薄いといえます。

そこで2015年度には近隣の韓国、香港、台湾やマレーシアを対象として、各国・地域における大学やシンクタンクなどの観光関連の学術研究の取り組みや、社会からの期待に関する情報収集を実施し、日本の観光研究のあり方を探りました(観光文化228号:アジアの観光研究の潮流)。

また、APTA (Asia Pacific Tourism Association)やTTRA(Travel and Tourism Research Association)といった国際学会への参加や、東アジア諸国を中心とする各国研究者との研究交流開催等を行い、ネットワークの拡充を図っています。これまでに、台湾、フィリピン、タイ、中国の観光研究者との研究会を開催しました。

韓国文化観光研究院(KCTI)との連携

韓国の文化振興、観光振興のための研究、調査、評価の推進を行う政府系研究機関である韓国文化観光研究院(Korean Culture and Tourism Institute, KCTI)との連携は、「海外観光研究ネットワーク」の一環です。

当財団とは2005年より研究協力協定(Memorandum of Understanding on Research Cooperation, MOU)を締結しており、現在5期目となっています。毎年秋に相互の研究成果を共有する「日韓国際観光カンファレンス」を開催するほか、相互の機関誌への寄稿などを行っています。

最近の活動状況

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事務局

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