機関誌「観光文化」では、時代を鑑みた特集テーマを設定。公益財団法人日本交通公社の自主研究成果のほか、外部研究者や地域の実践者などにもご協力いただきながら論考・提言として発信しています。
発行年順一覧
ポスト・コロナで再起動する海外旅行(観光文化257号)
全世界を3年余り覆ったコロナ禍であったが、ようやく収束しつつある。日本でも、5月8日から感染法上の位置づけが、季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げられた。国内旅行市場は全国旅行支援もあり、また、入国制限の緩和、解・・・
不動産再生から観光地づくりを考える(観光文化256号)
観光による地域経済活性化に注目が集まるなかで、地元企業が中心になり、持続的な地域の活性化という「公的な視点」をもちつつ、空き家や空き空間といった地域の不動産を再生し、地域の魅力を際立たせ、あたらしい事業(観光サービス)を・・・
フリーズ状態からの再起動を目指して~コロナ禍での現状と課題Part4~(観光文化255号)
2019年末に発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のまん延により、観光全般の活動が一種の「フリーズ」状態に陥った。 本誌では、観光地や観光産業の現状や対応について、過去3号(246〜248号)にわたって特・・・
サステナブルツーリズム・リコンストラクション(観光文化 254号)
サステナブルツーリズムが、大きな注目を集めている。 しかし、その概念は幅広く、それぞれの立場・視点から語られ、語られる側、主に観光地や事業者側に混乱を生んでいないだろうか。 サステナブルツーリズムの概念・現象の整理を行い・・・
ガイドという仕事(観光文化 253号)
「地域と旅行者をつなぐ仕事」であるガイド業が、 地域経済の中で大きな役割を果たす観光地もでてきた。 だが、その活動が定着したのは比較的最近のことでもあり、 ガイドやガイド業の活動ぶりがあまりに知られていない。 まずは、そ・・・
今後の観光文化創造に貢献する研究領域(観光文化 252号)
コロナ禍によって、旅行市場や観光地づくりにおける変化がより加速度的に進む、と想定しています。 今号の「観光文化」では、公益財団法人日本交通公社の研究員が、 ①どのような課題意識を持ち、 ②どのようなフレームで研究活動に取・・・
国際スポーツイベントと地域振興(観光文化 251号)
日本でスポーツを中心に地域づくりをしようという考え方が広まる契機となったのは、1993年の地域密着を掲げたJリーグの発足と、「2002 FIFAワールドカップ」の誘致活動であると言われる。近年では2019年に開催された「・・・
観光振興に貢献する地方公立大学~地域における現状と課題、そして期待~(観光文化 250号)
地方創生やまちづくりにおいて、観光が大きな役割を占める地域は多いですが、コロナ禍によって、観光(地)はこれまで以上に高度な経営を必要としています。地域の活性化やまちづくりにおける大学の重要性が増しているのです。 では、地・・・
東日本大震災から10年~被災地の観光復興の今、伝えたい想い~(観光文化 249号)
当財団は、この10年間、東日本大震災の発生直後より直接・間接的に被災地に関わり続けてきた。 震災から5年の節目には、「観光文化229号(2016年4月号)」において、復興の現場で活動する方々の声を通して観光の意義と可能性・・・
現場に問う、新たな市場の展望~コロナ禍での現状と課題Part3~(観光文化 248号)
登山・トレッキングやグランピング、分散型ホテルなど、3密を回避しながら楽しむ旅行スタイルやレジャーが注目を集めています。オンラインツアーやワーケーション、ホテルステイなども認知されるようになってきました。 今号では、コロ・・・
現場に学ぶ、コロナ禍を生き抜く視点~コロナ禍での現状と課題Part2~(観光文化 247号)
2019年に発生した「COVID-19」(新型コロナウイルス感染症)は、瞬く間に世界中に拡散し、今もなお多くの国々が深刻な事態に見舞われています。そして、このコロナ禍により、日本をはじめ世界中の多くの観光関係者も、かつて・・・
現場で語る、持続可能な観光の本質~コロナ禍での現状と課題~(観光文化 246号)
2019年、中国・武漢市で報告された原因不明の肺炎は、「COVID-19」(新型コロナウイルス感染症)と名付けられ、今や世界中に拡散。我が国でも3月下旬以降の感染者が急増し、世界的な大流行にあって「東京オリンピック・パラ・・・