株式会社日本政策投資銀行(DBJ:Development Bank of Japan)と共同で継続実施してきた「DBJ・JTBF アジア・欧米豪 訪日外国人旅行者の意向調査」の調査内容を拡充し、新型コロナウイルス感染症の流行が外国人旅行者の海外旅行及び訪日旅行の意向におよぼした影響把握を目的とした「第3回 新型コロナ影響度 特別調査」を実施した。分析結果はプレスリリースを行うとともに、ギャラリー展示、『観光文化250号』でも発表した。さらに、テーマ別分析を2回実施し、ウェブサイト上で公表した。「JTBF訪日旅行商品調査」では海外の旅行会社で販売されたオリンピック・パラリンピック関連の商品の集計・分析を行った。両調査結果は『旅行年報2021』、「旅行動向シンポジウム」にて発表した。
概要
当財団の独自調査である「DBJ・JTBF アジア・欧米豪 訪日外国人旅行者の意向調査」、「JTBF 訪日旅行商品調査」を中心に訪日市場の現状把握及び振興に向けた諸課題について研究を行った。調査結果をヒアリング調査、インバウンド市場に関する勉強会での議論によって補完し、調査データに適宜分析を加え、「旅行年報」、「旅行動向シンポジウム」、当財団ホームページのコンテンツ等の形で発信した。
21年度は「DBJ・JTBF アジア・欧米豪 訪日外国人旅行者の意向調査」の通常の調査結果のリリースに加え、2回のトピックス分析を行いリリースした。「JTBF 訪日旅行商品調査」では、東京オリンピック・パラリンピックに際して販売された旅行商品データの収集・集計・分析の他、新型コロナの流行から海外旅行市場が回復しつつある国の旅行商品について情報収集・分析を行った。
報告
成果物
公表資料
発表
- 第31回 旅行動向シンポジウム「コロナ禍におけるインバウンド市場の動向・意識」
当財団発行書籍
- 『旅行年報2021』 第Ⅱ編 訪日外国人旅行(Ⅱ-2 訪日旅行に対する意識/Ⅱ-3 訪日旅行事業の現況)
- 『観光文化(250号)』 観光研究最前線:新型コロナウイルスが外国人旅行者の海外旅行意向に及ぼす影響と今後の展望