日本政府観光局(JNTO)によると、訪日外国人旅行者の増加が著しく(2014年:1,341万人(前年比29.4%増)、2015年1~8月:1,286万人(前年同期比49.1%増))、その8割はアジアからの訪日客で、またアジアの伸び率は他地域の概ね2倍以上となっているなど、アジアからの訪日客の意向を調査することは、今後のわが国のインバウンド観光振興を考えるにあたり、非常に重要と考えられる。
当財団は(株)日本政策投資銀行(以下DBJ)と共同で「DBJ・JTBF アジア8地域・訪日外国人旅行者の意向調査(平成27年版)」を実施した。
本調査は、平成24年よりDBJが継続的にアジア8地域(韓国、中国、台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア)の旅行嗜好や訪日経験の有無によるニーズの変化を把握することを目的に、海外旅行経験者を対象としたインターネットによるアンケートを実施してきたものであるが、本年は共同で、7月に4回目となる調査を実施した。
- 調査概要・回答者属性
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- 調査方法:インターネットによる調査
- 実施時期:2015年7月9日~2015年7月21日
- 調査地域:韓国、中国、台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシアの8地域
(注)中国は北京および上海在住者のみ
- 調査対象者:20歳~59歳の男女、かつ、海外旅行経験者
(注)中国-香港-マカオ間、マレーシア-シンガポール間、タイ-マレーシア間の旅行については、海外旅行経験から除く
- 有効回答者数:上記各地域に居住する住民計4,111人
(注)中国は北京および上海在住者のみ(割合は北京50%:上海50%)
- 協力実査会社:株式会社エー・アイ・ピー