コラム

研究員が調査研究活動や普段の生活の中で感じたことを、ホットな雑感として綴っています。

コラム 2017年

まちづくりと観光事業の間にある壁⑦ -「観光は双方向である」 [コラムvol.339]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

まちづくりと観光事業の間にある壁⑦ -「観光は双方向である」 [コラムvol.339]

観光研究部 主任研究員 後藤 健太郎

 我が国の将来を考えた時、地域における観光が様々な意味で重要であるのは、多くの人が納得するところかと思います。地域住民が足元にある資源を磨いて観光振興に活かしていく。また、地域経済の活性化の視点から、外からの観光客の来訪・・・

自国の観光資源への評価は甘い?厳しい? [コラムvol.338]
  • 観光資源
  • その他

自国の観光資源への評価は甘い?厳しい? [コラムvol.338]

観光研究部 上席主任研究員 五木田 玲子

Novi Sadを訪れて  少し前の話になりますが、昨夏、学会に参加するためにセルビアを訪れました。学会開催地はセルビア第二の都市であるNovi Sad。第二の都市とはいえ、時間がゆったりと流れていて、とてものどかな印象・・・

増える一人旅の背景とこれから [コラムvol.337]

増える一人旅の背景とこれから [コラムvol.337]

ニーズに応えて商品も増加  一人旅に関する研究論文やコラムを執筆してきた縁で、これまでも新聞社等から取材を受ける機会があったが、ここへきて再び問い合わせが増えている。一人参加を積極的に歓迎するパッケージ商品が目立つように・・・

フィリピンの観光政策と観光研究 [コラムvol.336]
  • 観光政策・観光地経営
  • その他

フィリピンの観光政策と観光研究 [コラムvol.336]

観光研究部 上席主任研究員 菅野 正洋

 1月27日(金)に当財団で実施しているアジアの観光研究に関する自主事業の一環として、「フィリピンの観光政策と観光研究に関する勉強会」を開催しました。  当日はフィリピン大学のDr. Edieser De La Sant・・・

民泊の実態を把握する ~OECDグローバル観光統計フォーラムから~ [コラムvol.335]

民泊の実態を把握する ~OECDグローバル観光統計フォーラムから~ [コラムvol.335]

シェアリングエコノミーを測る  昨年11月、イタリア・ベネチアで開催された、OECD主催のグローバル観光統計フォーラムに参加してきました。このフォーラムは2年に一度開催される国際会議で、各国から観光統計に携わる専門家が参・・・

外国人の訪日旅行頻度はどのくらい? [コラムvol.334]

外国人の訪日旅行頻度はどのくらい? [コラムvol.334]

訪日外客数はなぜ急増した?訪日旅行頻度に着目  2014年以降の訪日外客数の伸びは目を見張るものがあります。人口規模が圧倒的に多く、かつ海外旅行市場の成長期にあった中国の伸びはまだ理解できます。しかし、韓国や台湾、香港と・・・

“不便な”旅のおもしろさ [コラムvol.333]
  • 旅行者動向
  • 観光経済

“不便な”旅のおもしろさ [コラムvol.333]

観光研究部 副主任研究員 門脇 茉海

旅行といえばバス  いまだに運転免許証を持っていない私の場合、旅行中の移動手段は公共交通機関に限られます。特に、まちなかの移動となると、路線バスに乗ることが多くなります。バスに乗るためには、観光協会や交通会社のHPにアク・・・

訪日団体旅行客は日本のどこで何をしているのか? ―「JTBF訪日旅行商品調査」の結果から― [コラムvol.332]
  • 旅行者動向

訪日団体旅行客は日本のどこで何をしているのか? ―「JTBF訪日旅行商品調査」の結果から― [コラムvol.332]

観光研究部 上席主任研究員 柿島 あかね

確実に存在感を増す外国人旅行者の存在  近年、訪日外国人旅行者数は好調に推移し続け、先日の観光庁の発表によると、2016年は過去最高となる2,404万人を記録しました。2,000万人と言われてもピンときませんが、以前に比・・・

理想の専門図書館像を追い求めて [コラムvol.331]
  • 観光と社会の潮流
  • その他

理想の専門図書館像を追い求めて [コラムvol.331]

 「旅の図書館」は昨年10月3日にリニューアル開館し、約3ヶ月が経過しました。この機会に、約3年にわたる図書館リニューアルの背景とその取り組みの歩みを簡単に振り返ってみたいと思います。 “テーマのある旅を応援する図書館”・・・

2017年を展望する-「DMP(観光地経営計画)」策定のススメ [コラムvol.330]

2017年を展望する-「DMP(観光地経営計画)」策定のススメ [コラムvol.330]

 あけましておめでとうございます。  本年も南青山に移転した当財団をどうぞよろしくお願いします。  さて、年頭にあたり、ご提案申し上げたいことがあります。近年、全国で注目されている「日本版DMO」ですが、あくまで個人的な・・・