研究員紹介・コラム

観光政策・観光地経営

「Exhibition(展示会)に求められるもの」[コラムvol.282]
  • 観光政策・観光地経営
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「Exhibition(展示会)に求められるもの」[コラムvol.282]

 去る12月9日(水)、東京ビッグサイトで「Japan Exhibition Forum 2015」(主催:一般社団法人日本展示会協会)が初開催された。同フォーラムは、全国の展示会主催者、展示会場、関連サービス業がブース・・・

韓国の観光実情についての一考察 -「日韓国際観光カンファレンス2015」に参加して-[コラムvol.281]
  • 観光政策・観光地経営
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韓国の観光実情についての一考察 -「日韓国際観光カンファレンス2015」に参加して-[コラムvol.281]

JTB総合研究所 コーポレート共創部 主任研究員(出向中) 牧野 博明

 2015年11月27日(金)、韓国・ソウルにて「日韓国際観光カンファレンス2015」が開催されました。この会合は、研究協力協定を結んでいる韓国文化観光研究院(以下、KCTI)と公益財団法人日本交通公社(以下、JTBF)・・・

「交流や生活文化体験」を求める観光客のための宿泊施設[コラムvol.277]
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  • 観光と社会の潮流

「交流や生活文化体験」を求める観光客のための宿泊施設[コラムvol.277]

ニセコ町商工観光課 ((株)ニセコリゾート観光協会事務局長)(出向中) 中野 文彦

 急増する訪日外国人観光客を受け入れるための宿泊施設不足の解消等をねらい、大阪府や東京都大田区といった「国家戦略特別区域」にて、一定条件のもとでの旅館業法の適用除外を認め、いわゆる「民泊(個人宅宿泊)」開始に向けた取り組・・・

その観光地は生きているか [コラムvol.276]
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  • 観光と社会の潮流
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その観光地は生きているか [コラムvol.276]

おきなわサステナラボ長 兼 観光研究部 上席主任研究員 中島 泰

官能都市  自らの著作でも何でもないのだが、興味深い報告書に出会ったので紹介したい。「Sensuous City[官能都市]-身体で経験する都市;センシュアス・シティ・ランキング」※1。2015年9月、不動産・住宅情報サ・・・

まちづくりと観光事業の間にある壁④ [コラムvol.272]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

まちづくりと観光事業の間にある壁④ [コラムvol.272]

観光研究部 主任研究員 後藤 健太郎

 今回のコラムでは“公平・平等”、これを扱うこととしたいと思います。  「観光」をまちづくりの一手段として取り入れ、地域一体となって住民自らが「観光」に取り組むことで、地域社会には様々な効果が見られるようになりました。観・・・

「地域愛」が雇用を守る?[コラムvol.269]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

「地域愛」が雇用を守る?[コラムvol.269]

観光研究部 上席主任研究員 菅野 正洋

観光地経営の面からも雇用の維持は重要な問題  観光産業の中でも、人がサービスを提供することで成り立っている、いわゆる「ホスピタリティ産業」は、雇用の受け皿としても地域経済の中で重要な役割を担っています。  また、全国的な・・・

住民と「一泊住民」~渋温泉での滞在を通じて感じたこと~[コラムvol.266]
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  • 観光と社会の潮流

住民と「一泊住民」~渋温泉での滞在を通じて感じたこと~[コラムvol.266]

観光研究部 副主任研究員 門脇 茉海

信州 渋温泉へ  今年の夏は友達と長野に行きました。  泊まったのは、志賀高原のふもとに位置する湯田中温泉郷のひとつ、渋温泉です。今から約1300年前に発見されたこの温泉は、江戸と信州善光寺とを結ぶ草津道の要衝にあり、地・・・

世界遺産 富士山の魅力、その普遍的価値を伝えたい![コラムvol.262]
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  • 観光と社会の潮流

世界遺産 富士山の魅力、その普遍的価値を伝えたい![コラムvol.262]

立命館アジア太平洋大学 サステイナビリティ観光学部 教授(特別招聘教員)(出向中) 吉澤 清良

富士山‐信仰の対象と芸術の源泉  夏本番、富士山麓には、国内外から、美しく魅力的で壮大な雄姿の富士山を眺めに、また日本一の高さを誇る富士山に登りに、多くの観光客が訪れています。  日本の“象徴”富士山は、古来より人々の畏・・・

しまなみ海道における自転車旅行の推進に関する一考察[コラムvol.260]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光資源
  • 観光と社会の潮流

しまなみ海道における自転車旅行の推進に関する一考察[コラムvol.260]

JTB総合研究所 コーポレート共創部 主任研究員(出向中) 牧野 博明

 最近、自転車が話題にのぼることが多くなっています。それは、本年6月1日に施行された改正道路交通法により、一時不停止や信号無視、酒酔い運転などの危険運転14項目に対する取締りが厳しくなったことが影響しています。道路渋滞の・・・

子育て世代の心をつかむ旅行とは[コラムvol.258]
  • 観光と社会の潮流
  • 観光政策・観光地経営

子育て世代の心をつかむ旅行とは[コラムvol.258]

公益社団法人 京都市観光協会 主任(出向中) 福永 香織

 これまで出張やフィールドワークであちこちをかけまわり、ほとんど家にいない日々を送っていましたが、去年の8月に子どもを産んでからは、その生活も一変。家から出られない生活が数ヶ月続きました。しかし、少しずつ子どもも成長し、・・・

観光振興の担い手[コラムvol.256]
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  • 観光と社会の潮流

観光振興の担い手[コラムvol.256]

ニセコ町商工観光課 ((株)ニセコリゾート観光協会事務局長)(出向中) 中野 文彦

1.「観光振興の担い手」を考えよう  「地方創生」や「2020年オリンピック・パラリンピック」を踏まえ、全国各地で観光振興の計画づくり(以下、観光計画)が急ピッチで進められています。しかし、観光計画には決まった形はありま・・・

歴史ファンが没頭できる観光地づくりを[コラムvol.252]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光資源

歴史ファンが没頭できる観光地づくりを[コラムvol.252]

 伊豆の国市に韮山城という戦国時代初期の城を早春に訪ねた。  歴史好きの方はよくご存知と思うが、此所は今川氏に身を寄せていた北条早雲が、権謀術数によって堀越公方を滅ぼし、伊豆国に独立を果たした後(1500年)に築いた根城・・・

まちづくりと観光事業の間にある壁③ [コラムvol.251]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

まちづくりと観光事業の間にある壁③ [コラムvol.251]

観光研究部 主任研究員 後藤 健太郎

 今回のコラムで最もお伝えしたいこと。  それは、観光を通じて地域の存続を図るのであれば、  「市場の先にある地域を見据えよ」  ということです。  観光に取り組む地域がこの10年で大幅に増えましたが、地域の置かれた状況・・・

地域の記憶をつなぐ [コラムvol.245]
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地域の記憶をつなぐ [コラムvol.245]

観光研究部 副主任研究員 門脇 茉海

はじめに  みなさんは、自分が生まれ育った場所のことをどのくらい知っていますか?遠い旅行先のことを熱心に調べることはあっても、意外と自分の地元のことは知らないかもしれません。今回は、“地域を知り、地域の記憶をつなぐ”こと・・・

事業者、業界、観光客のための観光品質保証制度 -香港のQuality Tourism Servicesを事例として- [コラムvol.244]
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事業者、業界、観光客のための観光品質保証制度 -香港のQuality Tourism Servicesを事例として- [コラムvol.244]

観光研究部 上席主任研究員 柿島 あかね

はじめに  先日、観光庁から2014年の訪日外国人観光客数は1341万人と発表されました。前年比では29.4%、2年連続で過去最高を記録しています。円安の影響や消費税免税制度の拡大が追い風となっているとはいえ、インバウン・・・

観光プランナーに必要な「地域へのまなざし」 [コラムvol.243]
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観光プランナーに必要な「地域へのまなざし」 [コラムvol.243]

はじめに  多くの旅行者にとって、日常に似た旅先の風景からは何も感じませんが、自分の日常とかけ離れた風景や異文化との出会いは大きな感動につながります。イギリスの社会学者ジョン・アーリはこの理由を観光者の「まなざし」の違い・・・

都市におけるMICE推進戦略の現状とは [コラムvol.240]
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都市におけるMICE推進戦略の現状とは [コラムvol.240]

MICE推進の活発な動き  「MICE」、この言葉が国の観光政策の中で使われ始めたときには、「マイス」と読める人は少なかったと思います。むしろ「マウス?ねずみと観光に何の関係があるの?」と言う人もいたとかいないとか・・・・・・

観光地経営の先進地、道後温泉のまちづくりに学ぶ [コラムvol.239]
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  • 観光資源

観光地経営の先進地、道後温泉のまちづくりに学ぶ [コラムvol.239]

立命館アジア太平洋大学 サステイナビリティ観光学部 教授(特別招聘教員)(出向中) 吉澤 清良

 2014年10月、温泉まちづくり研究会(以下、研究会)を、愛媛県松山市「道後温泉」にて開催した。2014年は、道後温泉の象徴「道後温泉本館」が改築120年の大還暦を迎えた年。記念事業「道後オンセナート2014」(201・・・

ことし一年を締めくくるにあたり [コラムvol.236]
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ことし一年を締めくくるにあたり [コラムvol.236]

常務理事/博士(農学) 寺崎 竜雄

  ことし最後の仕事は、1月発行予定の当財団機関誌『観光文化224号』の特集記事の執筆でした。特集のテーマは“地域発観光プログラムの流通・販売”。“地域が主体となって地域固有の観光資源(自然、歴史、産業、街並み、生活文化・・・

指標研究最前線 ~ヨーロッパの動向~ [コラムvol.232]
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指標研究最前線 ~ヨーロッパの動向~ [コラムvol.232]

おきなわサステナラボ長 兼 観光研究部 上席主任研究員 中島 泰

 私たちJTBFでは、国内観光地への持続可能性指標の導入に向けた研究を進めています。その中から前回のコラムでは、カナダのリゾート地・ウィスラーでの取り組み事例を紹介しましたが、今回は単体の観光地ではなく複数の観光地で一斉・・・