研究員紹介・コラム

観光資源

観光の量と質への意識-まちづくりと観光事業⑮ [コラムvol.495]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光資源

観光の量と質への意識-まちづくりと観光事業⑮ [コラムvol.495]

観光研究部 主任研究員 後藤 健太郎

今回のコラムでは「観光の量と質」について、まちづくりの視点からコロナ前も含めて回視しつつ、今後の観光のあり方に関する幾つかの視点を提示しておきたい。 「観光の量と質」に関しては、一般的に、観光客の数を量として、観光客の満・・・

観光的に魅力的な桜とは [コラムvol.491]
  • 観光資源

観光的に魅力的な桜とは [コラムvol.491]

観光研究部 副主任研究員 門脇 茉海

はじめに 今年(2023年)の桜は、例年に比べてずいぶん早い開花となりました。長いコロナ禍を経て、久しぶりのお花見を楽しむ人々のニュースも聞こえてきましたが、見事に年度末のバタバタと重なってしまった私が目にできたのは、街・・・

地域の自然資源管理と利用者参加の仕組み~登山道整備に参加して~ [コラムvol.486]
  • 観光資源
  • 観光と社会の潮流

地域の自然資源管理と利用者参加の仕組み~登山道整備に参加して~ [コラムvol.486]

コラムvol.467で、中部山岳国立公園で行われている「北アルプストレイルプログラム」に触れながら、山岳利用における責任ある観光行動、登山者ができることを考えました。「北アルプストレイルプログラム」では、登山道維持協力金・・・

そこは景色か、目的地か。つくば霞ヶ浦りんりんロード走行記 [コラムvol.483]
  • 観光資源
  • 観光と社会の潮流
  • その他

そこは景色か、目的地か。つくば霞ヶ浦りんりんロード走行記 [コラムvol.483]

観光研究部 副主任研究員 那須 將

11月初旬、茨城県の「つくば霞ヶ浦りんりんロード」を、自転車を持参して訪問した。 つくば霞ヶ浦りんりんロードは、JR岩瀬駅からJR土浦駅、さらに霞ヶ浦西浦の湖岸全周と、その東端からJR潮来駅・水郷潮来バスターミナルまでを・・・

「観光都市ではない」(1961)の真意-まちづくりと観光事業⑭ [コラムvol.477]
  • 観光資源
  • 観光政策・観光地経営

「観光都市ではない」(1961)の真意-まちづくりと観光事業⑭ [コラムvol.477]

観光研究部 主任研究員 後藤 健太郎

インバウンドも視野に入れた観光需要の回復に期待が寄せられる中、オーバーツーリズム再燃を懸念する声が時折り聞かれる。新型コロナウイルス感染症の影響により問題現象は収まりを見せたものの、オーバーツーリズムのすべてが自助努力に・・・

コロナ禍3年目、祭りの復活に思うこと~東北6県の夏祭りに着目して~ [コラムvol.476]
  • 観光資源
  • 観光と社会の潮流

コロナ禍3年目、祭りの復活に思うこと~東北6県の夏祭りに着目して~ [コラムvol.476]

観光研究部 研究員 工藤 亜稀

はじめに 皆さんは、8月と言えば何を思い浮かべるでしょうか。東北・岩手出身の私は、「お祭り!」が真っ先に思い浮かびます。青森のねぶた祭、岩手のさんさ踊り、秋田の竿燈まつり、宮城の七夕まつり、山形の花笠まつり、福島のわらじ・・・

“やまなし歴史の道”の観光活用を目指して [コラムvol.470]
  • 観光資源
  • その他

“やまなし歴史の道”の観光活用を目指して [コラムvol.470]

観光研究部 研究員 磯貝 友希

世界遺産富士山、北岳、八ヶ岳などの雄大な景観や、温泉、ワイン、果樹などの特色ある観光資源に恵まれ、首都圏からのアクセスも容易な山梨県。コロナ禍においても、県が認証する「やまなしグリーン・ゾーン認証」など感染症対策への取組・・・

Wildlife Tourismと野生動物観光 – 国内における実践の事例 [コラムvol.468]
  • 観光資源
  • 観光と社会の潮流
  • その他

Wildlife Tourismと野生動物観光 – 国内における実践の事例 [コラムvol.468]

観光研究部 副主任研究員 那須 將

本コラムは全2回のうちの2回目である。 前稿では新たな旅行形態の一つとなっているWildlife Tourismについて、国際的な概況と潮流を整理した上で、そこにどのような観光者のまなざしが注がれているのかを論じた。その・・・

山岳利用における「責任ある観光」~北アルプストレイルプログラムより~ [コラムvol.467]
  • 観光資源
  • 観光と社会の潮流

山岳利用における「責任ある観光」~北アルプストレイルプログラムより~ [コラムvol.467]

昨年(2021年)秋、長野県と岐阜県にまたがる北アルプス南部地域で実施された「北アルプストレイルプログラム(利用者参加制度)」に関わる機会がありました。今回は、その機会を通じて考えた、山岳利用と「責任ある観光」、登山者が・・・

御城印、御宿場印-広がる“御朱印”の世界 [コラムvol.451]
  • 旅行者動向
  • 観光資源

御城印、御宿場印-広がる“御朱印”の世界 [コラムvol.451]

観光研究部 研究員 磯貝 友希

近年、御城印、御宿場印といった、神社仏閣でいただく御朱印とは異なる“御朱印”の世界が静かに広がっている。神社仏閣の御朱印と同様に、筆書きの文字、朱印、日付などが記入されたものをいただき、集印帳に集めていくものだ。 この“・・・

「軽トラ市」からはじまる商品開発と観光まちづくり [コラムvol.448]
  • 観光資源
  • 観光と社会の潮流
  • 観光政策・観光地経営

「軽トラ市」からはじまる商品開発と観光まちづくり [コラムvol.448]

観光研究部 主任研究員 吉谷地 裕

「つくみ軽トラ市」との出会い  軽トラ市は、岩手県雫石町からはじまった直売イベントだ。軽トラックの荷台に野菜やら漬物やら工芸品やらを積み込んで、会場で荷台をそのまま陳列棚にして販売し、売り終わったらさっと撤収する。カンタ・・・

自然風景地におけるモノのデザイン [コラムvol.447]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光資源
  • その他

自然風景地におけるモノのデザイン [コラムvol.447]

 突然ですが、山や川、海などに出かけると、道沿いのベンチ、ホテルやインフォメーションセンターなどの建築物、資源の解説板や注意標識などをよく見かけます。これらは、初めから自然界に存在するものではなく、誰かが、どこかのタイミ・・・

Wildlife Tourismと野生動物観光 [コラムvol.444]
  • 観光資源
  • 観光と社会の潮流
  • その他

Wildlife Tourismと野生動物観光 [コラムvol.444]

観光研究部 副主任研究員 那須 將

 一昨年度から昨年度にかけて、Wildlife Tourism に携わる機会を得た。Wildlife、すなわち野生動物の観光ということになる。本稿では業務の中で感じたことについて述べたい。  本稿のカバー写真はWildl・・・

TOKYO FUNECTION -コロナ禍の水辺で [コラムvol.442]
  • 観光と社会の潮流
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光資源

TOKYO FUNECTION -コロナ禍の水辺で [コラムvol.442]

おきなわサステナラボ長 兼 観光研究部 上席主任研究員 中島 泰

 東京で今年も桜が満開を迎えている。  千鳥ヶ淵、隅田川、そして目黒川など東京中の水辺に、大小さまざまな舟が行き交う光景。コロナ禍によって例年通りとはいかないけれど、会話を控えめに、そして水面を抜ける風に吹かれながら桜を・・・

オンラインツアーの可能性とは?ライブ配信でスイスに行って考えたこと [コラムvol.441]
  • 観光資源
  • 観光と社会の潮流

オンラインツアーの可能性とは?ライブ配信でスイスに行って考えたこと [コラムvol.441]

観光研究部 研究員 武智 玖海人

 新型コロナウイルス感染症の流行以後、広がりを見せているのが「オンラインツアー」です。欧米ではバーチャルツアー(Virtual Tour)とも呼ばれ、自由に旅行ができないコロナ禍における新たな観光のスタイルとして注目され・・・

旅に関する情報発信の持つ意義 ~美しき日本 全国観光資源台帳の公開を迎えて~[Vol.432]
  • 観光資源
  • 観光と社会の潮流

旅に関する情報発信の持つ意義 ~美しき日本 全国観光資源台帳の公開を迎えて~[Vol.432]

観光研究部 副主任研究員 門脇 茉海

みなさま、新しいWEBサイト「美しき日本 全国観光資源台帳(https://www.tabi.xb069601.xbiz.jp)」はもうご覧いただけたでしょうか。私の2つ前のコラム「全国観光資源台帳『美しき日本プロジェク・・・

初の海外ひとり旅ー海外現地ツアーを利用してー [コラムvol.414]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光資源
  • その他

初の海外ひとり旅ー海外現地ツアーを利用してー [コラムvol.414]

観光研究部 副主任研究員 門脇 茉海

初の海外ひとり旅へ  昨年末、久しぶりにまとまった休みの取れた私は、ふと“海外に一人で行ってみよう”と思い立ちました。海外ひとり旅はこれが初めてです。今までの海外旅行は、出張だったり、家族や友達と一緒だったので、海外くら・・・

「歴史の語り直し」と観光地の魅力 [コラムvol.409]
  • その他
  • 観光資源

「歴史の語り直し」と観光地の魅力 [コラムvol.409]

観光研究部 研究員 磯貝 友希

 初めてコラムを投稿いたします。観光地域研究部 磯貝です。  学生時代は日本の古典文学を専攻し、「どのように物語が語り継がれていくのか」を研究しました。現在は「歴史や物語が『観光』と結びついて語り直される」事象に関心を持・・・

地域としての強みにつながるデジタルアーカイブとは [コラムvol.403]
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  • 観光と社会の潮流
  • その他

地域としての強みにつながるデジタルアーカイブとは [コラムvol.403]

公益社団法人 京都市観光協会 主任(出向中) 福永 香織

はじめに  地域のまちづくりや観光地としてのあり方を考えていく上では、地域がどのような歴史を歩んできたのか、先人がどういったことを考えて何を形づくってきたのかをふりかえることはとても重要なプロセスになります。  私たちは・・・

七夕の夜は水辺で乾杯 [コラムvol.400]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光資源
  • 観光と社会の潮流

七夕の夜は水辺で乾杯 [コラムvol.400]

おきなわサステナラボ長 兼 観光研究部 上席主任研究員 中島 泰

7月7日、七夕の日曜日。織姫と彦星が年に一度だけ出会う夜。全国的にあいにくの空模様となったが、水辺は大いに盛り上がっていたらしい。もちろん、ここでいう水辺は天の川のことではない、日本全国の川・海・湖・運河などのリアルな水・・・