観光研究部 研究員 武智 玖海人
2018年の訪日外国人旅行者数は3,000万人の大台を突破し、過去最高を更新し続けています。しかし市場別の動向をみると、東アジア4ヶ国ⅰの勢いにブレーキがかかっていることがわかります。足元の2019年1~4月における累・・・
観光研究部 副主任研究員 門脇 茉海
2つ前の私のコラムで、当財団の観光資源評価研究を取り上げました。今回は、この研究について、今年度から新たに始まったプロジェクトをご紹介します。 資源の素晴らしさを伝える 現在当財団WEBサイトでは、「全国観光資源台帳・・・
観光研究部 上席主任研究員 五木田 玲子
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」世界文化遺産登録 2018年7月、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の、世界文化遺産への登録が決定しました。各種記事で取り上げられている通り、登録までは紆余曲折があり、・・・
2015年度から2017年度までの3年間、私は富士北麓地域で「REBIRTH!富士講プロジェクト」に携わっていました。3年間のプロジェクトの詳細は、ともに担当していた吉澤がコラムvol.367「REBIRTH!富士講プ・・・
常務理事/博士(農学) 寺崎 竜雄
明けましておめでとうございます。 平素より当財団業務にご高配いただきありがとうございます。 本年もかわらぬご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 さて、年末に自宅で経済紙をめくっていたところ国際観光旅客・・・
はじめに 当財団では、1968年から観光資源の評価に関する研究に取り組んでいます。観光資源の魅力の基準を整理するとともに、その基準に沿って全国津々浦々にある観光資源を選定して「全国観光資源台帳」としてとりまとめ、観光基・・・
JTB総合研究所 コーポレート共創部 主任研究員(出向中) 牧野 博明
本年1月に、山口県長門市を訪れる機会がありました。長門市といえば、最近では2016年12月15日(木)~16日(金)に日露首脳会談が行われたこと、そして2016年9月2日には「長門湯本温泉観光まちづくり計画」が発表され・・・
Novi Sadを訪れて 少し前の話になりますが、昨夏、学会に参加するためにセルビアを訪れました。学会開催地はセルビア第二の都市であるNovi Sad。第二の都市とはいえ、時間がゆったりと流れていて、とてものどかな印象・・・
観光研究部 主任研究員 吉谷地 裕
サンチアゴ巡礼路 サンチアゴ巡礼路は、キリスト教の聖人である聖ヤコブの墓所であるスペインの「サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂」を目指して、ヨーロッパ各地から多くの人が歩く道です。1993年に世界文化遺産に指定され・・・
2015年の訪日外国人旅行者数は1,973万人(日本政府観光局(JNTO)発表)。「オリンピック・パラリンピック東京大会」の開催(2020年)を見据えて国が掲げた2,000万人という当面の目標はすぐ手の届くところまでき・・・
あけましておめでとうございます。 平素より当財団活動にご高配いただき、ありがとうございます。 当財団にとって今年の大きなイベントは、事務所の移転です。研究部門、管理部門と、昨年の9月末に一時閉館した「旅の図書館」が・・・
公益社団法人 京都市観光協会 主任(出向中) 福永 香織
先日、立教大学の旅行産業演習という授業の合宿で新潟県佐渡市に行きました。 私が個人的に楽しみにしていたのは、佐渡國小木民俗博物館です。民俗学者の宮本常一が設立を助言し、住民自らが民具を集めて展示の準備を行った手作りの博・・・
ちょうど一年ほど前のコラムで、「日本の祭り」について紹介しましたが、再びこの季節にコラムを担当することになりました。時節柄、少しでも涼しげな話題を提供したく、今回は暑い日本らしい夏の楽しみ方「納涼」から、地域の暮らし文・・・
最近、自転車が話題にのぼることが多くなっています。それは、本年6月1日に施行された改正道路交通法により、一時不停止や信号無視、酒酔い運転などの危険運転14項目に対する取締りが厳しくなったことが影響しています。道路渋滞の・・・
おきなわサステナラボ長 兼 観光研究部 上席主任研究員 中島 泰
富士山が好きだ 思えば子供の頃から、富士山が好きでした。それは今も変わらず、毎朝、通勤電車の車窓から眺める先には富士山。その雄姿の見え方によって面白いほどその日のやる気に影響が出ています。 といった、ごく個人的な話か・・・
伊豆の国市に韮山城という戦国時代初期の城を早春に訪ねた。 歴史好きの方はよくご存知と思うが、此所は今川氏に身を寄せていた北条早雲が、権謀術数によって堀越公方を滅ぼし、伊豆国に独立を果たした後(1500年)に築いた根城・・・
観光研究部 上席主任研究員 菅野 正洋
地域のプロモーションビデオ ここ3~4年ほど、宮城県気仙沼市の唐桑地区に月1~2回の頻度でお邪魔しています。 唐桑地区は三陸復興国立公園内に位置し、リアス海岸と海岸段丘が一体となってつながる景観が特徴のゆるやかな起伏に・・・
はじめに みなさんは、自分が生まれ育った場所のことをどのくらい知っていますか?遠い旅行先のことを熱心に調べることはあっても、意外と自分の地元のことは知らないかもしれません。今回は、“地域を知り、地域の記憶をつなぐ”こと・・・
立命館アジア太平洋大学 サステイナビリティ観光学部 教授(特別招聘教員)(出向中) 吉澤 清良
2014年10月、温泉まちづくり研究会(以下、研究会)を、愛媛県松山市「道後温泉」にて開催した。2014年は、道後温泉の象徴「道後温泉本館」が改築120年の大還暦を迎えた年。記念事業「道後オンセナート2014」(201・・・
ことし最後の仕事は、1月発行予定の当財団機関誌『観光文化224号』の特集記事の執筆でした。特集のテーマは“地域発観光プログラムの流通・販売”。“地域が主体となって地域固有の観光資源(自然、歴史、産業、街並み、生活文化・・・