研究員紹介・コラム

観光資源

インバウンド市場と歴史文化観光 [コラムvol.228]
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インバウンド市場と歴史文化観光 [コラムvol.228]

歴史文化観光の基礎研究に着手  先日、久しぶりに金沢城公園を訪れる機会がありました。  陽がすっかり傾いた頃でしたが、百間堀の長大な石垣と櫓に連なる白壁の美しさは、流石の加賀百万石を感じさせるものでした。  しかし城内を・・・

知れば知るほど世界が広がった1年 [コラムvol.222]
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知れば知るほど世界が広がった1年 [コラムvol.222]

観光研究部 副主任研究員 門脇 茉海

◆はじめまして  今回初めて研究員コラムを書かせていただくことになりました、入職2年目の観光文化研究部 研究員の門脇茉海と申します。  子どもの頃から、江戸時代の人々はどんなことを考え、どんなふうに世間を見つめながら日々・・・

変わらない地域の魅力、変わるその光の当て方 [コラムvol.221]
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変わらない地域の魅力、変わるその光の当て方 [コラムvol.221]

観光研究部 上席主任研究員 柿島 あかね

◆はじめに  8月が終わろうとしている今、夏の旅行に出かけられた方も多いのではないでしょうか。なかには、以前訪れた土地を何年かぶりに訪れ、「前に来た時とはずいぶん雰囲気が変わったな」と感想を持たれた方も多いのではないかと・・・

“未来に残したい”日本の祭り [コラムvol.220]
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“未来に残したい”日本の祭り [コラムvol.220]

 この夏も、日本の各地で様々な祭りが催され、賑わいを見せています。地域コミュニティの基盤であり、人々の心のよりどころでもある祭り、とりわけ勇壮な祭りや地域性豊かな祭りは、観光資源としても高い価値を持っています。  一方で・・・

ロングトレイル・コラム01 ~歩きたくなるロングトレイルとは [コラムvol.216]
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ロングトレイル・コラム01 ~歩きたくなるロングトレイルとは [コラムvol.216]

観光研究部 主任研究員 吉谷地 裕

近年、ロングトレイル[1]を特集する雑誌・書籍が増加しています。特設コーナーが設置してある書店も随所で見かけるようになりました。また、国(環境省)も、東日本大震災からの復興支援策として新たに「みちのく潮風トレイル」[2]・・・

「遊び心」が高める地域の魅力 [コラムvol.212]
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  • 観光と社会の潮流

「遊び心」が高める地域の魅力 [コラムvol.212]

公益社団法人 京都市観光協会 主任(出向中) 福永 香織

 私は学生の頃から地域の博物館や資料館の手伝い(資料整理)をする機会に恵まれてきました。博物館には様々な資料が展示されていますが、私が特に好きなのは、日本人が日常の暮らしの中で使ってきた民具です。しかし、当初は博物館でも・・・

自然の利用は無料か? [コラムvol.206]
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自然の利用は無料か? [コラムvol.206]

観光研究部 上席主任研究員 五木田 玲子

■富士山で入山料徴収開始 昨年6月に世界文化遺産に登録された富士山において、入山料(正式名称は「富士山保全協力金」)を徴収することが正式決定となりました。徴収期間は夏の登山シーズン、対象者は五合目から山頂を目指す登山者、・・・

年頭コラム「美しき日本」 [コラムvol.204]
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年頭コラム「美しき日本」 [コラムvol.204]

常務理事/博士(農学) 寺崎 竜雄

あけましておめでとうございます。  1912年に創業した当財団は一昨年に100周年を迎えました。そして1963年に株式会社日本交通公社(現JTB)を分離し、観光分野に特化した調査研究機関として活動を始めてから昨年でちょう・・・

自然ガイドと歩く尾瀬 [コラムvol.199]
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自然ガイドと歩く尾瀬 [コラムvol.199]

ニセコ町商工観光課 ((株)ニセコリゾート観光協会事務局長)(出向中) 中野 文彦

●9月上旬の尾瀬  9月上旬に尾瀬(尾瀬国立公園)を訪れる機会があった。尾瀬というと高山植物の宝庫、本州最大の湿原として有名であるが、訪れたのは高山植物のシーズンが終わって、紅葉が訪れるまでの端境の時期であった。そのこと・・・

外国人旅行者から学ぶ日本の魅力 [コラムvol.194]
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外国人旅行者から学ぶ日本の魅力 [コラムvol.194]

観光研究部 上席主任研究員 相澤 美穂子

 先日台北出張の際に利用した成田空港は多くの外国人で混雑していました。まだ梅雨が明けていない時期にも関わらずこれだけの賑わいを見せていたのはやはり円安の影響でしょうか。円安の恩恵を受けてか旅行者の財布の紐も緩んでいるよう・・・

“自然と人に癒される道”~「済州オルレ」を歩いて [コラムvol.178]
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“自然と人に癒される道”~「済州オルレ」を歩いて [コラムvol.178]

 トレイル、フットパス、長距離自然歩道、歴史古道など、フィールドやテーマなどの違いによって呼び名は異なるものの、10キロから数十キロ、さらには数百キロに及ぶ長距離歩道が注目されつつあります。健康づくりやリフレッシュ、ある・・・

「キャリング・キャパシティ」は算出できるのか(その6) [コラムvol.165]
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「キャリング・キャパシティ」は算出できるのか(その6) [コラムvol.165]

常務理事/博士(農学) 寺崎 竜雄

 久しぶりのコラムです。今回も引き続き「キャリング・キャパシティ」をテーマにします。前作vol.115では、“キャリング・キャパシティは地域社会の関係者間の話し合いに基づいて決めるもの”とし、「地域社会(コミュニティ)を・・・

三陸の新たな暮らし風景と出会える日を願って [コラムvol.153]
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三陸の新たな暮らし風景と出会える日を願って [コラムvol.153]

 私が長年、観光振興に関わってきた岩手県陸中海岸の小村・田野畑村が、東日本大震災で被災してから8ヶ月近くが経過しました。観光復興に向けて歩み出した田野畑から、これからの三陸の観光復興を考えてみたいと思います。 ■ 『三陸・・・

村がリゾートになった!?~中国・杭州を訪れて [コラムvol.143]
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村がリゾートになった!?~中国・杭州を訪れて [コラムvol.143]

 景勝地として知られる中国・杭州に、「村がリゾートになった場所」があると聞きました。村がリゾートになるとは一体どんな状況なのか?どんな人が訪れているのか?興味が尽きないその地に行ってみると、そこには「古くて新しいリゾート・・・

『銀座でミツバチ』が都市と地域をつなぐ [コラムvol.140]
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『銀座でミツバチ』が都市と地域をつなぐ [コラムvol.140]

ニセコ町商工観光課 ((株)ニセコリゾート観光協会事務局長)(出向中) 中野 文彦

●銀座でミツバチ!?  NPO法人銀座ミツバチプロジェクトは2006年から銀座3丁目、紙パルプ会館を中心に活動している。メインとなる取り組みは、都会の真ん中、銀座の45メートルのビルの屋上での養蜂である。なぜ、都会の真ん・・・

菅江真澄と着地型観光 [コラムvol.130]
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菅江真澄と着地型観光 [コラムvol.130]

はじめに  観光のビジネスモデルが変化する中で、地域振興策の一つとして着地型観光への取り組みが各地で進められています。地域主導による魅力ある旅行商品づくりの第一歩は、コンテンツとなる地域資源の掘り起こしと商品開発にありま・・・

「キャリング・キャパシティ」は算出できるのか(その5) [コラムvol.115]
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「キャリング・キャパシティ」は算出できるのか(その5) [コラムvol.115]

常務理事/博士(農学) 寺崎 竜雄

 前々作vol.71に”キャリング・キャパシティは関係者間の話し合いに基づいて決めるもの”と書きました。今回は、その決定過程となりうる「地域社会(コミュニティ)を基盤とした地域資源の管理運営手法」・・・

もしもオペラハウスがなかったら・・・?  [コラムvol.104]
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もしもオペラハウスがなかったら・・・?  [コラムvol.104]

はじめに  人々を惹きつける観光地の魅力には様々な要素が必要です。息をのむほど美しい自然風景であったり、伝統文化・芸術であったり、おいしい食べ物であったり・・・地域固有のものであればあるほど、その魅力は輝きを増すに違いあ・・・

「キャリング・キャパシティ」は算出できるのか(その4) [コラムvol.91]
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「キャリング・キャパシティ」は算出できるのか(その4) [コラムvol.91]

常務理事/博士(農学) 寺崎 竜雄

 7月初旬にウィーンで開催された「ISSRM(International Symposium on Society and Resource Management)」に参加しました。社会活動と自然環境との関わりに興味をも・・・

「観光客が環境を守る」仕組み ~ 「前田一歩園」を訪れて [コラムvol.88]
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「観光客が環境を守る」仕組み ~ 「前田一歩園」を訪れて [コラムvol.88]

 阿寒の前田一歩園財団は、私有地の寄付によって設立された自然保護を目的とする財団です。前田一歩園には、観光客が環境を守る理想的な枠組みを考える上での手懸かりがあるように思います。(塩谷英生)  先日ある調査団に同行して、・・・