おきなわサステナラボ長 兼 観光研究部 上席主任研究員 中島 泰
私たちJTBFでは、国内観光地への持続可能性指標の導入に向けた研究を進めています。その中から前回のコラムでは、カナダのリゾート地・ウィスラーでの取り組み事例を紹介しましたが、今回は単体の観光地ではなく複数の観光地で一斉・・・
観光研究部 主任研究員 後藤 健太郎
さて、今回のテーマは「“住民が担い手となる観光”の地域における位置づけと事業面での配慮」です。住民が観光の担い手としてガイド役をつとめ、直接観光客に接し交流する。そうした観光がここ10年の間で大きく全国に広がりました。・・・
観光研究部 上席主任研究員 五木田 玲子
■健康診断の重要性 先日、健康診断を受けました。その際、医師から「例えば、健康診断の結果、ある問題のありそうな症状があったとします。しかし、それはここ数ヶ月で急に発生した現象なのか、それとも昨年から同じ状況なのかで解釈・・・
観光研究部 副主任研究員 門脇 茉海
◆はじめまして 今回初めて研究員コラムを書かせていただくことになりました、入職2年目の観光文化研究部 研究員の門脇茉海と申します。 子どもの頃から、江戸時代の人々はどんなことを考え、どんなふうに世間を見つめながら日々・・・
この夏も、日本の各地で様々な祭りが催され、賑わいを見せています。地域コミュニティの基盤であり、人々の心のよりどころでもある祭り、とりわけ勇壮な祭りや地域性豊かな祭りは、観光資源としても高い価値を持っています。 一方で・・・
立命館アジア太平洋大学 サステイナビリティ観光学部 教授(特別招聘教員)(出向中) 吉澤 清良
当財団では、主に自治体の観光や地域振興担当の方々を対象として、これまで毎年「観光基礎講座」「観光実践講座」を開催してきました。「観光基礎講座」では、観光に関する基礎的な知識や観光を取り巻く状況を分かりやすく解説し、「観・・・
観光研究部 主任研究員 吉谷地 裕
近年、ロングトレイル[1]を特集する雑誌・書籍が増加しています。特設コーナーが設置してある書店も随所で見かけるようになりました。また、国(環境省)も、東日本大震災からの復興支援策として新たに「みちのく潮風トレイル」[2]・・・
JTB総合研究所 コーポレート共創部 主任研究員(出向中) 牧野 博明
●注目度が高まりつつある聖地観光 近年、「聖地」を訪れる観光に注目が集まっています。昨年は、20年に一度の「伊勢神宮式年遷宮」、60年に一度の「出雲大社 平成の大遷宮」、熱田神宮の創祠1900年、富士山の世界文化遺産登・・・
公益社団法人 京都市観光協会 主任(出向中) 福永 香織
私は学生の頃から地域の博物館や資料館の手伝い(資料整理)をする機会に恵まれてきました。博物館には様々な資料が展示されていますが、私が特に好きなのは、日本人が日常の暮らしの中で使ってきた民具です。しかし、当初は博物館でも・・・
北米最大級のスノーリゾートであり、2010冬季オリンピック・パラリンピックの競技会場としても名高いカナダ・ウィスラーには、年間200万人を超える観光客が訪れています。そんな一大観光地であるウィスラーが環境共生型リゾートの・・・
■富士山で入山料徴収開始 昨年6月に世界文化遺産に登録された富士山において、入山料(正式名称は「富士山保全協力金」)を徴収することが正式決定となりました。徴収期間は夏の登山シーズン、対象者は五合目から山頂を目指す登山者、・・・
■はじめに-観光への期待と観光まちづくり- 地域活性化の手段として観光に対する期待は飛躍的に高まっています。特に、この10年「観光まちづくり」という言葉を目にする機会は格段に増えました。従来の「観光は観光事業者のもの」・・・
ひとりが立ち上がれば、みんなも立ち上がる。 あの森も、この山も、「木」一本から始まっていて、何事もひとつのことから始まる。 沖縄の島に伝わる古い言葉、「ひとり(ぴとぅる)引(ぴ)き、群引(むるぴ)き」の意味です。 ・・・
観光研究部 上席主任研究員 相澤 美穂子
先日閉幕したロンドン五輪、連日の熱戦に寝不足が続いた人も多かったのではないでしょうか。華やかな開会式に始まり、ウサイン・ボルト選手の3冠、日本人選手のメダルラッシュなど盛り上がりを見せた大会でしたが、私が特に興味を惹か・・・
■危機に対する「自己責任」の必要性 日本は諸外国に比べると安全性が高いと言われていますが、それでも最近は物騒な事件が頻発しており、危機に対する日頃の注意や意識づくりがますます重要となっています。この危機対応の考え方につ・・・
未来の私たちはどのような暮らしをしているでしょうか。100年後の未来は、いや50年後の未来でも、きっと想像もつかないような世の中になっていることでしょう。(私は生きていないでしょうけど)それは、楽しみなような、そして少・・・
常務理事/博士(農学) 寺崎 竜雄
久しぶりのコラムです。今回も引き続き「キャリング・キャパシティ」をテーマにします。前作vol.115では、“キャリング・キャパシティは地域社会の関係者間の話し合いに基づいて決めるもの”とし、「地域社会(コミュニティ)を・・・
観光研究部 上席主任研究員 菅野 正洋
昨年の9月、国際会議へ出席するためにマレーシアを訪れた際に、エクスカーションとして、地域住民が主体となって実施されているコミュニティ・ツーリズムの事例を視察・体験する機会がありました。 ここでは概要を紹介し、その成功・・・
私が長年、観光振興に関わってきた岩手県陸中海岸の小村・田野畑村が、東日本大震災で被災してから8ヶ月近くが経過しました。観光復興に向けて歩み出した田野畑から、これからの三陸の観光復興を考えてみたいと思います。 ■ 『三陸・・・
先日、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」というイベントに参加してきました。“まっくらやみのエンターテイメント”というコンセプトのもと行われているこのイベントは、暗闇の中に6~8人くらいでグループを組んで入り、中で様々なこ・・・