研究員紹介・コラム

旅行者動向

「ステイケーション」を通して考えたこと[Vol.435]
  • 旅行者動向
  • 観光経済
  • 観光と社会の潮流

「ステイケーション」を通して考えたこと[Vol.435]

観光研究部 上席主任研究員 菅野 正洋

例年と違った夏休みの家族旅行  個人的な話題で恐縮ですが、筆者はここ数年ほど、夏休みは家族で国内外の観光地に旅行してきており、家族の中では毎年の一種のルーティンとなっています。  ただ、今年は新型コロナウィルス感染症(C・・・

訪日インバウンド市場の再開に向けて ―コロナ禍でも高い訪日意向を維持するために今発地でできることとは―[Vol.431]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流
  • 旅行者動向

訪日インバウンド市場の再開に向けて ―コロナ禍でも高い訪日意向を維持するために今発地でできることとは―[Vol.431]

観光研究部 上席主任研究員 柿島 あかね

 2020年に入り、私たちの生活は新型コロナウイルスの世界的流行により一変しました。半年以上の時間をかけ、私たちは新型コロナウイルス以前には戻れないこと、新型コロナウイルスとともに別の道を歩んでいく必要があることを理解し・・・

「インバウンド富裕層は高級ホテルに泊まる」は本当か?[Vol.423]
  • 旅行者動向
  • 観光経済

「インバウンド富裕層は高級ホテルに泊まる」は本当か?[Vol.423]

観光研究部 研究員 武智 玖海人

 前回のコラムでは、熊野古道が外国人旅行者から評価を得ている要因について、インバウンドのホスト側である宿泊施設に着目して考察しました(なぜ熊野古道は欧米豪の旅行者に評価されるのか?[コラムvol.398])。今回のコラム・・・

海外旅行は国内旅行のライバル? [コラムvol.418]
  • 旅行者動向

海外旅行は国内旅行のライバル? [コラムvol.418]

観光研究部 上席主任研究員 五木田 玲子

2019年日本人海外旅行者、初の2,000万人超え  2019年の日本人の海外旅行者数は、1964年に海外渡航が自由化されてから初めて2,000万人を超えました。2015年には、近年急増する訪日外国人旅行者数と日本人海外・・・

東京2020大会のその先へ―オリンピック・パラリンピックを契機としたインバウンド振興― [コラムvol.413]
  • 旅行者動向
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流
  • その他

東京2020大会のその先へ―オリンピック・パラリンピックを契機としたインバウンド振興― [コラムvol.413]

観光研究部 上席主任研究員 柿島 あかね

東京2020大会がいよいよやってくる!  新年を迎え、今年はいよいよ東京にオリンピック・パラリンピックがやってきます。メディアでは連日オリンピック関連の報道がされ、街中を歩いていてもオリンピック・パラリンピック関係の文字・・・

2020年 観光経済の展望 [コラムvol.412]
  • 旅行者動向
  • 観光経済

2020年 観光経済の展望 [コラムvol.412]

 2019年の旅行市場には様々な出来事があったが、年間を均して見れば好調な1年として括ることができるだろう。そして迎えた2020年の旅行市場だが、逆風となる要素も少なくない。本稿では、筆者個人の見解と断った上で、2020・・・

インバウンドが感じる「わかりづらさ」とは何か? [コラムvol.402]
  • 旅行者動向
  • 観光政策・観光地経営

インバウンドが感じる「わかりづらさ」とは何か? [コラムvol.402]

観光研究部 副主任研究員 那須 將

 2017年07月から2018年06月にかけて、(公財)日本交通公社は東京都台東区谷中の「澤の屋旅館」との共同研究により、同旅館に宿泊したFITの日本国内における動態について調査を行った。FIT(Foreign Inde・・・

なぜ熊野古道は欧米豪の旅行者に評価されるのか? ~宿の小規模性と経営者に着目して~ [コラムvol.398]
  • 旅行者動向
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光資源

なぜ熊野古道は欧米豪の旅行者に評価されるのか? ~宿の小規模性と経営者に着目して~ [コラムvol.398]

観光研究部 研究員 武智 玖海人

 2018年の訪日外国人旅行者数は3,000万人の大台を突破し、過去最高を更新し続けています。しかし市場別の動向をみると、東アジア4ヶ国ⅰの勢いにブレーキがかかっていることがわかります。足元の2019年1~4月における累・・・

東アジアの延長線ではうまくいかない!?欧米豪市場 ―例えばオーストラリア― [コラムvol.390]
  • 旅行者動向
  • 観光政策・観光地経営
  • その他

東アジアの延長線ではうまくいかない!?欧米豪市場 ―例えばオーストラリア― [コラムvol.390]

観光研究部 上席主任研究員 柿島 あかね

 2018年は訪日外国人旅行者数が3,000万人の大台を突破し、「過去最高」を更新し続ける訪日外国人旅行者を地方創生に起爆剤にしようと官民を上げて様々な取り組みが進められています。  従来から我が国の訪日市場の“上級顧客・・・

訪日リピーター「だからこそ」利用したい団体ツアー [コラムvol.371]
  • 旅行者動向
  • 観光政策・観光地経営

訪日リピーター「だからこそ」利用したい団体ツアー [コラムvol.371]

観光研究部 上席主任研究員 柿島 あかね

 当財団では、台湾、香港、中国の旅行会社9社を対象に訪日旅行商品(団体ツアー)を収集し、集計・分析を行う「JTBF訪日旅行商品調査」を実施しています。私が本調査を担当するようになり3年目となりますが、各国で販売されている・・・

統計からみた訪日市場の変化と宿泊業の設備投資 [コラムvol.361]
  • 観光経済
  • 旅行者動向

統計からみた訪日市場の変化と宿泊業の設備投資 [コラムvol.361]

消費単価の減少と客層の変化  訪日市場の拡大が続いている。国際旅行市場も欧州が回復基調にあるなど堅調な伸びを維持しており、観光立国推進基本計画に掲げる2020年オリンピック年の4千万人達成も現実味を帯びてきた。  一方で・・・

旅行は行き先ありき? [コラムvol.357]
  • 旅行者動向
  • 観光と社会の潮流

旅行は行き先ありき? [コラムvol.357]

観光研究部 上席主任研究員 五木田 玲子

 みなさんは旅行に行くと決めた時点で、行き先は決まっていますか?「○○に行きたいから旅行に出掛けよう!」と、旅行に行くことを決断すると同時に行き先が決まる方もいるでしょう。はたまた、「家族旅行に行こう!では、行き先はどこ・・・

「内なるインバウンド」の可能性 [コラムvol.356]
  • 旅行者動向
  • 観光政策・観光地経営

「内なるインバウンド」の可能性 [コラムvol.356]

観光研究部 上席主任研究員 菅野 正洋

藤里町の魅力を楽しむツアー  10月中旬、秋田県藤里町を、国際教養大学(秋田市)に学ぶ日本人と外国人留学生の学生グループ10名が訪れました。留学生の出身はイギリス、オーストラリア、アメリカ、エストニアなど様々で、いずれも・・・

東南アジアで考えた日本食を活用した訪日外国人の消費促進の可能性 [コラムvol.352]
  • 観光経済
  • その他
  • 旅行者動向
  • 観光政策・観光地経営

東南アジアで考えた日本食を活用した訪日外国人の消費促進の可能性 [コラムvol.352]

観光研究部 上席主任研究員 柿島 あかね

 訪日外国人消費動向調査(平成28年)によると「訪日前に最も期待していたこと」の1位は全国籍・地域で「日本食を食べること」(26.0%)で、2位の「自然・景勝地観光」(16.4%)を大きく引き離しています(図1)。今回は・・・

近代日本における旅行案内書の変遷  ~古書を活用した観光史研究から見えてくるもの~  [コラムvol.344]
  • 旅行者動向
  • 観光政策・観光地経営
  • その他

近代日本における旅行案内書の変遷  ~古書を活用した観光史研究から見えてくるもの~  [コラムvol.344]

公益社団法人 京都市観光協会 主任(出向中) 福永 香織

 2016年10月に移転・リニューアルした旅の図書館は、新たなコンセプトを「観光の研究や実務に役立つ図書館」としています。特徴として、「独自の図書分類の構築と専門性・希少性の高い蔵書の公開」「知見やネットワークを共有する・・・

“不便な”旅のおもしろさ [コラムvol.333]
  • 旅行者動向
  • 観光経済

“不便な”旅のおもしろさ [コラムvol.333]

観光研究部 副主任研究員 門脇 茉海

旅行といえばバス  いまだに運転免許証を持っていない私の場合、旅行中の移動手段は公共交通機関に限られます。特に、まちなかの移動となると、路線バスに乗ることが多くなります。バスに乗るためには、観光協会や交通会社のHPにアク・・・

訪日団体旅行客は日本のどこで何をしているのか? ―「JTBF訪日旅行商品調査」の結果から― [コラムvol.332]
  • 旅行者動向

訪日団体旅行客は日本のどこで何をしているのか? ―「JTBF訪日旅行商品調査」の結果から― [コラムvol.332]

観光研究部 上席主任研究員 柿島 あかね

確実に存在感を増す外国人旅行者の存在  近年、訪日外国人旅行者数は好調に推移し続け、先日の観光庁の発表によると、2016年は過去最高となる2,404万人を記録しました。2,000万人と言われてもピンときませんが、以前に比・・・

ロングトレイル・コラム ~ロングトレイルに優しさを [コラムvol.326]
  • 旅行者動向
  • 観光資源
  • その他

ロングトレイル・コラム ~ロングトレイルに優しさを [コラムvol.326]

観光研究部 主任研究員 吉谷地 裕

サンチアゴ巡礼路  サンチアゴ巡礼路は、キリスト教の聖人である聖ヤコブの墓所であるスペインの「サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂」を目指して、ヨーロッパ各地から多くの人が歩く道です。1993年に世界文化遺産に指定され・・・

「国立公園」と「世界遺産」、どちらが人気? [コラムvol.315]
  • 旅行者動向
  • 観光と社会の潮流

「国立公園」と「世界遺産」、どちらが人気? [コラムvol.315]

観光研究部 上席主任研究員 五木田 玲子

リオ五輪が終わって  先週、リオデジャネイロオリンピックが閉幕しました。日本選手はもちろん、世界各国の選手のみなさんの素晴らしい熱戦に釘付けになり、眠れない日が続いた方も多いのではないでしょうか。次のオリンピックは、いよ・・・

男性的なイメージのレジャーと女性的なイメージのレジャー [コラムvol.309]
  • 旅行者動向
  • 観光と社会の潮流

男性的なイメージのレジャーと女性的なイメージのレジャー [コラムvol.309]

観光研究部 上席主任研究員 柿島 あかね

 最近、生まれて初めて競馬に行く機会がありました。実際に競馬場を訪れてみると、有名店のスイーツが並ぶおしゃれなカフェでは女性グループやカップルがくつろぎながら次のレースの相談をしていたり、パドック周辺ではこれからレースに・・・