第16回海外旅行動向シンポジウム 2011年度
映画『アバター』のヒットは、なんと封切りの3日後に「わかっていた」!?
ヒントは、ブログの書き込み数の変化や書かれた言葉の分析にありました。
これまで「経験」や「勘」のマーケティング世界にあった“クチコミ”や“街の噂”の影響メカニズムが、ブログやSNSなどソーシャルメディアの台頭により、分析可能になってきました。従来のアンケート調査では見えにくかった、消費者の心の動きをあぶり出すことができるようになったのです。
心が動くと話題になり、話題が話題を呼ぶ情報観光の時代。“話題”はどのように生まれどう伝わり、さらに広がっていくのでしょうか。
本シンポジウムでは、『だんご3兄弟』はじめ、エンターテインメント界において数々の国民的大ヒットを仕掛けてきたプロデューサーでデジタルハリウッド大学院教授の吉田就彦氏をお迎えし、話題が創り出すヒットの法則について学びます。事例としては、最近のヒット映画に加えて、今や中四国一の大観光地となった“ゲゲゲの”境港市などを取り上げ、観光への応用策も探ります。
このたびの大震災により、ツイッターなどソーシャルメディアの存在感が急速に高まりました。CGM(消費者生成メディア)などに代表される水平的なコミュニケーションメディアの影響力が従来のメディアを上回る時が来たと吉田氏。2011年、革命的な価値変化が起きるのです。
第1部では、恒例の海外旅行市場動向の最新データ分析とあわせ、大震災後の需要回復をどう見るか、独自の分析結果を発表します。
皆様のご参加をお待ちしております。
概要
テーマ | “心が動く”ヒットの方程式に学ぶ ~ソーシャルメディアに声を聴く |
---|---|
開催日時 | 2011年7月21日(木) 13:00~17:10 |
会場 | 東京・大手町/経団連会館2階 国際会議場 東京都千代田区大手町1-3-2 TEL:03-6741-0222(代表) (東京メトロ「大手町」駅下車 C2b出口直結) アクセス |
主催 | 公益財団法人日本交通公社 |
お問い合わせ | 財団法人日本交通公社 観光文化事業部 岡田・吉澤・久保田 |
スケジュール
13:00 | 開場 |
13:30 | 開会・主催者挨拶 |
13:35 |
第1部 どうなる震災後の海外旅行マーケット 東日本大震災後の海外旅行者数は、4月半ば、震災から約1か月で下げ止まり、GWの旅行者数は日並びの良さも手伝って前年を上回りました。9.11、SARS、新型インフルなどと比べても、今回の震災では危機直後における旅行者数の減は小幅です。 その一方で、燃油サーチャージの上昇やシニア層の回復遅れなど、リカバリーに向けた懸念材料は少なくありません。震災を機に一層進んだ可能性があるオンライン予約シフトの動きも注目されます。我々は震災を機としたマーケットの不可逆的な変化を何か見落としていないでしょうか。 第1部では、震災前からのマーケットの流れも押さえつつ、詳細なデータに基づいて震災後の推移をレビュー、震災後の海外旅行マーケットの行方について論じます。 ◎プレゼンター: |
14:50 | 休憩 |
15:10 |
第2部 「“心が動く”ヒットの方程式に学ぶ ~ソーシャルメディアに声を聴く」 「人の噂は75日」とは、江戸時代の話。 人気を呼ぶ話題はどのように作られ、またどうしたら長続きするのでしょうか。 吉田氏らが開発した「数理モデル分析」「話題共鳴分析」を使い、ソーシャルメディアに広がる人々の心を聴けば、心を動かす話題の量的変化・質的構造がわかるのです。 境港市の事例分析からは、宣伝広告などの経費や労力投入と入込み数の関係、旅行者の関心のつながり方・広がり方がわかりました。 「人の噂は2日」時代の、共感を呼ぶ話題づくりとマーケティング戦略を探ります。 ◎講師 ◎コーディネーター |
17:10 | 閉会 |
※登壇者・タイムスケジュールはやむを得ず変更となる場合がございます。