持続可能な観光 (観光文化 235号)
国連は当年を「持続可能な観光国際年」と定め、観光の視点から持続可能性を高める呼びかけをおこなっています。
また当財団でも自主・受託事業を通じて同テーマに取り組んできました。
しかし、これまでは理論・概念からの整理が主で、現場の視点からの整理・分析が不足しています。そこで、本特集では、具体的な事例を中心に持続可能な観光を分析し、持続可能な観光の「現場」での「実践」に向けた提言をおこなっています。
- 発行年月
- 2017年10月発行
- 判型・ページ数
- A4判 54ページ
- 価格
- 定価1,100円(本体1,000円 + 税)
※本書は当サイトでの販売は行っておりません。
掲載内容
表紙・巻頭言・目次
表紙 | |
巻頭言持続可能な取組に不可欠な『笑顔』の理由 | 平田 大一 |
目次 |
特集 持続可能な観光
特集1座談会 旅と持続可能性 | 石森 秀三、青山 佳世、シェルパ斉藤 |
特集2世界の潮流 持続可能な観光国際年における各地の取り組み | 中島 泰 |
特集3事例報告 現場に学ぶ解決力 | |
ケース1 知床 自然保護地域における持続可能な観光 | 秋葉圭太 |
ケース2 奥入瀬 通過型観光から滞在型観光への転換 | 河井大輔 |
ケース3 海女文化 伝統産業とサスティナブルツーリズム | |
~海女文化から学ぶ環境伝統知~ | 加藤久美 |
ケース4 綾町 地域の産業・人々の生活文化そのものが観光資源 | 曽我 傑 |
ケース5 南城市 地元住民が主体となった資源の活用と保全 | 喜瀬斗志也 |
ケース6 座間味村 島の健康診断プロジェクト―沖縄県座間味村を例に | 中島 泰 |
ケース7 恩納村 「世界一サンゴにやさしい村」を目指す恩納村 | 山岸 豊 |
ケース8 真喜屋 真喜屋の滝の保全と利用 | 小林政文 |
視座 持続可能を考える |
寺崎 竜雄 |
観光研究レビュー1 第23回APTA年次国際会議参加報告 |
福永 香織 |
活動報告 第9回たびとしょCafeを開催 |
福永 香織 |
連載
連載Ⅰ私の研究と観光 第10回 「モノからコト」の時代の、旅と観光 |
守口 剛 |
連載Ⅱわたしの1冊 第10回 『風景学入門』 中村良夫著 中公新書 |
安島 博幸 |
旅の図書館だより No.2 ―リニューアル開館1周年を迎えて |
大隅 一志 |
「持続可能な観光」関連図書リスト(旅の図書館蔵書) |