第29回 旅行動向シンポジウム
2019年10月28日(月)・29日(火)の2日間にわたり、第29回旅行動向シンポジウムを開催しました。
1日目の旅行市場編では、「旅行年報2019」より、まず「JTBF旅行者調査(旅行意識調査・旅行実態調査)」などを基に、日本人の旅行内容や旅行意識の経年変化について報告し、続いて、直近2019年9月までのデータも参照しつつ、インバウンド市場の変化、特に韓国市場について詳しく報告しました。
次に、トピックス①:訪日市場から見た日本/地方部の観光コンテンツでは、インバウンド客の訪日意向や訪日旅行商品の現状について、「DBJ・JTBF アジア・欧米豪 訪日外国人旅行者の意向調査」「JTBF訪日旅行商品調査」などを基に、海外の旅行会社に対するヒアリング調査の結果もまじえて報告しました。
トピックス②:訪日市場におけるタビナカ需要の高まりと地方誘客への期待では、ベルトラ株式会社取締役執行役員の倉上智晴氏をお招きし、アクティビティ市場の現状や同社の取り組みなどをご紹介いただきました。
2日目の観光地・観光政策編では、初日同様に「旅行年報2019」より、まず「観光政策に関するアンケート調査」を基に、都道府県と市町村の観光政策の実態や意識について報告し、続いて、全国の観光地について、ブロック別・テーマ別にいくつかのキーワードに沿って特徴的な動きを報告しました。
さらに、トピックス③:観光と環境、SDGsでは、ニセコ町長の片山健也氏より、「サスティナブルタウン ニセコ町の取り組み」と題してお話しをいただき、SDGsにつながる具体的な実践例を学びました。
当シンポジウムは、参加者からも総じて高い評価をいただきました。特にゲストスピーカーの倉上様には「ベルトラのプレゼンが大変参考になり、示唆に富んでいた。」など、また、片山様には「ニセコ町長につきる、地方創生の基本をきっちり実践できている。」など、多数のご感想を頂戴いたしました。シンポジウムの詳しい様子については、機関誌「観光文化」244号をご覧ください。
※『旅行年報2019』についてはこちらをご覧ください。
(2019.11.05 観光文化情報センター 門脇 茉海)
概要
テーマ | 「日本人の旅行市場」 「インバウンド市場」 「観光地」 「観光政策」 の最新動向について、 当財団の独自調査結果も複数まじえてご報告します。 また、 今年度は 「インバウンドと観光コンテンツ」 と 「観光と環境、 SDGs」 に焦点をあて、 ゲストスピーカーをお招きして深掘りしていきます。 |
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開催日時 | 2019年10月28日(月)14:00-17:00 2019年10月29日(火)14:00-17:00 |
会場 | (公財)日本交通公社 B1Fライブラリーホール [地図] 東京都港区南青山2-7-29 日本交通公社ビル (東京メトロ・都営大江戸線青山一丁目駅5番出口より徒歩3分) アクセス |
主催 | 公益財団法人日本交通公社 |
お問い合わせ | 公益財団法人日本交通公社 観光文化情報センター (門脇・吉澤) TEL:03-5770-8360(10:00~17:00) E-mail:jtbfseminar@xb069601.xbiz.jp |
スケジュール
■10月28日(月)14:00-17:00 旅行市場編
1.2018年旅行市場に起こった変化
(1) 日本人の旅行市場[PDF:発表資料]
(2) インバウンド市場[PDF:発表資料]
2.トピックス①:訪日市場から見た日本/地方部の観光コンテンツ
(1) アジア・欧米豪の訪日旅行者の意識とニーズ[PDF:発表資料]
(2) 現地販売訪日旅行商品[PDF:発表資料]
3.トピックス②:訪日市場におけるタビナカ需要の高まりと地方誘客への期待[PDF:発表資料(イントロダクション)]
(1)(仮)タビナカ業界から見た地方訪問につながる体験・アクティビティ
倉上 智晴氏(ベルトラ株式会社取締役執行役員)
(2) 質疑応答
■10月29日(火)14:00-17:00 観光地・観光政策編
1.観光政策の動向[PDF:発表資料]
(1) 国の観光政策の概観
(2) 都道府県・市町村の観光政策の動向
2.観光地の動向
(1) 全国的な観光地の動き[PDF:発表資料]
(2) テーマ別(自然、歴史・文化、温泉)観光地の動き[PDF:発表資料]
3.トピックス③:観光と環境、SDGs
(1) (仮)サスティナブルタウン ニセコ町の取り組み
片山 健也氏(ニセコ町長)
(2) 質疑応答
※プログラムはやむを得ず変更となる場合もございますので、ご了承ください。