デスティネーション・マネジメントの潮流 (観光文化 234号)
DMOはデスティネーション・マネジメント(Destination Management)およびデスティネーション・マーケティング(Destination Marketing)を担う組織とされ、観光による地域振興の司令塔として期待されている。
もともと、マネジメントもマーケティングも企業経営用語であるが、地域を企業に置き換えれば解るようにマネジメント(経営・管理)あってのマーケティングである。
しかしながら、デスティネーション・マネジメントの概念の誕生や変遷については、必ずしも共通の理解となっていない。
そこで、本概念の定義や実態について、学術面、実践面の両面から整理を行い、わが国における展開と方向について検討してみる。
- 発行年月
- 2017年07月発行
- 判型・ページ数
- A4判 58ページ
- 価格
- 定価1,100円(本体1,000円 + 税)
※本書は当サイトでの販売は行っておりません。
掲載内容
表紙・巻頭言・目次
表紙 | |
巻頭言観光地には「稼ぐ力」と「持続可能な運営力」の総合力強化が必要 | 下地 芳郎 |
目次 |
特集 デスティネーション・マネジメントの潮流
特集1海外の学術研究分野におけるデスティネーション・マネジメントの概念の変遷 | 菅野 正洋 |
特集2観光需要とデスティネーション・マネジメント | 牧野 博明 |
特集3MICEとデスティネーション・マネジメント | 守屋 邦彦 |
特集4コミュニティとデスティネーション・マネジメント | 岩崎 比奈子 |
特集5米国におけるデスティネーション・マネジメント制度 | John Lambeth |
特集6我が国におけるエリアマネジメント制度の進展と今後の課題 | 保井 美樹 |
特集テーマからの視座 デスティネーション・マネジメントの理想と実践での現実 |
山田 雄一 |
観光研究レビュー1 観光資源の評価に関する研究 ~“特別地域観光資源”の魅力と評価について |
門脇 茉海 |
活動報告 第8回たびとしょCafeを開催 |
福永 香織 |
連載
連載Ⅰ私の研究と観光 第9回 観光と農村再生論 |
小田切 徳美 |
連載Ⅱわたしの1冊 第9回 『ローマ人の物語』塩野七生著 新潮文庫全43巻 |
熊谷 嘉隆 |
当財団からのお知らせ/「研究員コラム」の紹介 |