古来より豊かな「温泉資源」に恵まれてきた日本。世界第一の温泉国である日本には、大小さまざまな「温泉地」があり、日本人にとって最も人気がある旅行先のひとつになっています。
日本人と「温泉」との関わりは遠く神代の時代にまで遡りますが、温泉は日本人の生活にどのように溶け込み、親しまれてきたのでしょうか。また、それとともに、温泉地はこれまでどのように発展・変貌してきたのでしょうか。
本展では「日本の温泉地と観光」をキーワードに、温泉(地)の持つ価値を考えるうえで参考になる図書、専門書、古書・稀覯書(抜粋コピー)等を集めました。
また、当財団と国内の代表的温泉地とが連携して取り組んでいる「温泉まちづくり研究会」の成果及び温泉地から提供いただいた資料等もあわせて展示いたします(今回の特別展では、草津温泉、有馬温泉、道後温泉にご協力いただき、貴重な資料をご紹介します)。
ぜひ多くの方に当館を訪れていただき、温泉と温泉地の原点を見つめ直す機会にしていただければと思います。
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