旅の図書館1Fの古書展示ギャラリーでは、「日本人と温泉 ~保護と活用、療養と観光~」を展示中です。
<展示概要>火山大国の日本は温泉資源が豊富であり、日本人は、古くから生活と密着した形で温泉を活用してきました。
江戸時代中期からは温泉学や医学の発達により、泉質や効能を意識した湯治が盛んにおこなわれるようになりました。湯治は3週間の滞在が基本でしたが、次第に短期の利用も見られるようになり、湯治目的と慰安目的が共存するようになりました。
明治に入ると温泉行政が開始され、全国の温泉地調査が実施されたほか、国内外の医師や研究者による温泉療法や温泉地づくりなどの指導も見られました。その後、鉄道の整備や観光開発などにより温泉地は多様な変貌をとげていくことになります。
今回は当館所蔵の資料から、時代ごとの温泉の様子をたどっていきます。温泉の歴史を知る第一歩としてご覧いただけたら幸いです。
当館にお越しの際は、ぜひご覧下さい。