旅の図書館では観光研究者や観光の実務に関わる方々に自由な交流の場をご提供したいと考え、定期的に「たびとしょCafe」を開催しています。
2016年3月15日(火)に第6回たびとしょcafeを開催しました。
テーマは「いま伝えたい「日本」とは ~1920-30年代の日本の観光ポスターから考える」とし、ゲストスピーカーとして、東京国立近代美術館工芸課主任研究員の木田拓也氏をお招きしました。
以前のフォトレポートNo.33でもご紹介した通り、2016年1月9日(土)~2月28日(日)まで同美術館にて開催されていた企画展「ようこそ日本へ 1920 -30年代のツーリズムとデザイン」に「旅の図書館」所蔵の古書をご提供していた経緯もあり、今回の企画が実現しました。
木田氏からは、今回の企画展に至るまでの経緯や、展示資料からうかがえる当時の日本の状況、また、観光ポスターなどを通じて当時の日本が国内外に伝えたかったことなどについてお話いただきました。
参加者の皆さんからは、「当時これらの観光ポスターが描かれるにあたり誰かプロデュースした人がいたのか」、「どのくらい印刷されてどこで配布されたのか」、「イラストによる観光ポスターは訴求力の高さを感じるが当時はどういった反響があったのか」といった様々な質問や感想が寄せられ、活発なやりとりが続きました。
「旅の図書館」は一時閉館中につき、当財団会議室を利用しましたが、会場の一角では、企画展で展示された古書の他、ジャパンツーリストビューロー機関誌「ツーリスト」や当時のガイドブックなどもあわせて展示してご覧いただきました。
当日の様子は機関誌「観光文化230号」でご紹介しています。
テーマ | いま伝えたい 「日本」 とは ~ 1920-30 年代の日本の観光ポスターから考える ~ |
ゲストスピーカー | 木田 拓也 氏(東京国立近代美術館 工芸課主任研究員) |
日時 | 2016年3月15日(火) |
場所 | (公財)日本交通公社 B1Fライブラリーホール 〒107-0062東京都港区南青山2-7-29 日本交通公社ビル |
お問合せ | 公益財団法人日本交通公社 観光文化情報センター (福永・泉) |