旅の図書館では観光研究者や観光の実務に関わる方々に自由な交流の場をご提供したいと考え、定期的に「たびとしょCafe」を開催しています。
2019年7月24日(水)、「東北1,000kmをつなぐ“みちのく潮風トレイル”~自然資源を生かした地域の活躍の場づくり~」をテーマに、第17回たびとしょCafeを開催しました。ゲストスピーカーには、みちのく潮風トレイル開通の立役者の一人である、環境省東北地方環境事務所の櫻庭佑輔氏をお招きしました。
このトレイルの大きな特徴は、日本最長のロングトレイルであることと、地域の人たち自身が作り上げたトレイルであることです。青森、岩手、宮城、福島の4県28市町村をつなぐ全長1,025㎞のトレイルは、200回を超えるワークショップと現地調査の積み重ねにより作られました。
この長い道をよその人が自分の足で歩いてじっくり旅することで、地域の価値に気づき地域の応援者になること、そうした人が増えることで、地域に住まう人たち自身も地域の価値に気づく機会を作ることが、みちのく潮風トレイルの大きな目的だとお話しいただきました。
後半の意見交換では、情報提供、ルート整備、安全管理、交通事業者との連携、ガイド育成、地域住民の意識醸成、インバウンドなど、様々な視点からの質問が飛び交い、非常に熱気に満ちた会となりました。
当日の様子は機関誌「観光文化」243号で詳しくご紹介します。
(2019.10.10 追記)
機関誌「観光文化」243号が発行されました。こちらからご覧ください。
テーマ | 東北1,000kmをつなぐ“みちのく潮風トレイル” ~自然資源を生かした地域の活躍の場づくり~ |
ゲストスピーカー | 櫻庭 佑輔 氏(環境省東北地方環境事務所) |
日時 | 2019年7月24日(水) 18:00~20:00 |
場所 | (公財)日本交通公社 B1Fライブラリーホール 〒107-0062東京都港区南青山2-7-29 日本交通公社ビル |
お問合せ | 公益財団法人日本交通公社 観光文化情報センター (門脇・吉澤) |