第28回たびとしょCafe

旅の図書館では観光研究者や観光の実務に関わる方々に自由な交流の場をご提供したいと考え、定期的に「たびとしょCafe」を開催しています。

「気づき」が旅のカギ~渋谷でダイチを感じる旅~

【「第28回たびとしょCafe」当日の様子】

2022年7月22日(金)、「『気づき』が旅のカギ~渋谷でダイチを感じる旅~」をテーマに、第28回たびとしょCafeを開催しました。ゲストスピーカーには、風の旅行社【風カルチャークラブ】水野 恭一氏をお招きしました。

2年半ぶりのリアル開催となる今回は、渋谷を「ダイチ」感じるミニツアーを通じて、ガイドツアー参加者の「驚き」や「感動」に繋がるポイントについて学びました。ミニツアーは、代々木八幡駅に集合し、遺跡の残る代々木八幡神社や独特の地形がわかるポイントを通り、代々木公園から渋谷駅まで歩くコースです。ツアー後は旅の図書館に戻り、意見交換会を行いました。

前半のミニツアーでは、企画にあたってどのようなテーマ・イメージで構築していくのかについて、企画者自身が自分自身の足で歩き、目で見て、五感で感じることの重要性を感じました。また、直接感じるだけでなく、各ポイントがどのような場所(歴史や背景、舞台など)なのか、どのような事実が隠れているのかなど、その対象に対する背景について学び知っていなければ、参加者にその驚きや感動を伝えることができないということを学びました。

後半の意見交換会では、水野氏から前半のミニツアーに関する説明や要点について、まずお話いただきました。その後、参加者の皆さんから、ミニツアーの感想や質問をいただきました。質問では、国内や国外でのテーマ型ツアー事例といった風の旅行社ならではのものから、宿泊に繋げるツアーの作り方、ツアー講師の選定など、実務面に関するものまで、多様な質問が飛び交いました。

参加者の皆さんからは、「渋谷に対する新たな発見があった」、「身近なところを改めて確認できた」などのコメントをいただきました。また、暑い中での開催になりましたが、実地のツアーも好評いただきました。

今年度は、一部を「動くたびとしょcafe」をテーマに開催する予定です。今回は、その一環として“場所が動く” “体が動く”たびとしょcafeをテーマに行いました。自分自身の足で踏みだすことで、今まで見えていなかったことに、気づき・考えることができる、これは観光に接するうえでとても大切なことだと強く感じました。

当日の様子は機関誌「観光文化(255号)」で詳しくご紹介します。

詳しいご案内チラシはこちら

テーマ 「気づき」が旅のカギ~渋谷でダイチを感じる旅~
ゲストスピーカー 株式会社 風の旅行社【風カルチャークラブ】
企画開発室長 水野 恭一 氏
日時 2022年7月22日(金)13:30 ~ 17:00 
 ※13:20までに代々木八幡駅にお集まりください。
 ※荒天中止・小雨決行
場所 場所:代々木公園周辺および旅の図書館
当日の行程:小田急線代々木八幡駅(集合) ~代々木公園周辺(ミニツアー【約2時間】)~渋谷駅~ (電車移動) ~青山一丁目駅~旅の図書館(意見交換会【約1時間】・解散)
お問合せ

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