旅の図書館では観光研究者や観光の実務に関わる方々に自由な交流の場をご提供したいと考え、定期的に「たびとしょCafe」を開催しています。
旅の図書館では、図書館という場を活用して、観光研究者や観光の実務に関わる方々に自由な交流の場をご提供したいと考え、定期的に「たびとしょCafe」を開催しています。
観光研究者、学生、観光行政に関わる方、観光事業者の皆さまぜひご参加ください。
2022年9月26日(月)、「紙だからこその魅力 ~旅好き女性を引き付ける旅行雑誌とは~」をテーマに、第29回たびとしょCafeを開催しました。ゲストスピーカーには、(株)昭文社「ことりっぷ」編集長 中山優子氏をお招きしました。
「ことりっぷ」の象徴である、その土地をイメージした絵柄や装丁と持ち運びやすいサイズなどの外観や、行きたいと思わせる2泊3日の旅程や読者目線で選んだスポットの紹介に加えて、掲載する写真へのこだわりなど、旅行情報誌として旅を楽しくする多彩な工夫についてお話しいただきました。
「かわいく、やさしく、やわらかく」この3つの柱を基本に、旅をしたくなる・旅した気分になる誌面をつくることが旅好きの女性を引き付けるキーポイントだそうです。
「ことりっぷ」では地方自治体等とタイアップし、抜き刷り冊子の配布や新刊の発行など、地域の新たな一面をアピールできる誌面作りにも取り組んでいます。
最近では紙媒体以外にもWEBサイトやアプリでの情報発信、WEBマガジンの発行、さらには旅行に役立つアイテムなどのコラボ商品開発にも取り組むなど、拡がりを見せる”ことりっぷワールド”についてのお話も伺いました。
紙媒体ではストーリーを深堀した内容を掲載している一方で、WEBではピンポイントでスピード感のある内容を掲載するなど、実務に活かせる工夫を教えてくだいました。
WEBコンテンツと紙媒体(旅行ガイドブック・季刊誌マガジン)を使い分け、写真や編集の工夫をそれぞれに活かすことで、幅広いコンテンツがありながらも統一感のある「ことりっぷ」らしさが生み出されているそうです。
質疑応答・意見交換の際には、「ことりっぷ」の持つ理念や女性目線から生まれたタイアップ、紙媒体のこれからの在り方など、様々な質問が寄せられました。
「旅する人に小さな幸せを届けたい」という思いから情報を伝えている「ことりっぷ」。誌面をつくる中でも、地域の方々の思いに真摯に向き合い、魅力の磨き上げに尽力されていることが感じられたことがとても印象的でした。「ことりっぷ」が持つかわいらしさの秘訣や編集者の思いがたくさん詰まった時間となりました。
当日の様子は、機関誌「観光文化」で詳しくご紹介します。
テーマ | 紙だからこその魅力 ~旅好き女性を引き付ける旅行雑誌とは~ |
ゲストスピーカー | (株)昭文社 「ことりっぷ」編集長 中山 優子 氏 |
日時 | 2022年9月26日(月)14:00 ~ 16:00 ※現地参加の方は、13:40 に受付を開始します。 ※オンライン参加の方は、13:50 までにzoom ミーティングルームにお集まりください。 |
場所 | ハイブリッド開催 ①現地会場 ※定員15名(先着順) 日本交通公社ビル(東京都港区南青山2-7-29) ②オンライン ※定員15名(先着順) ※新型コロナウイルス感染症の影響により、オンライン開催のみに変更する場合がございます。 |
お問合せ | 公益財団法人日本交通公社 観光文化振興部 (仲・五木田) |