研究員が調査研究活動や普段の生活の中で感じたことを、ホットな雑感として綴っています。
観光研究部 上席主任研究員 五木田 玲子
リオ五輪が終わって 先週、リオデジャネイロオリンピックが閉幕しました。日本選手はもちろん、世界各国の選手のみなさんの素晴らしい熱戦に釘付けになり、眠れない日が続いた方も多いのではないでしょうか。次のオリンピックは、いよ・・・
本年10月3日のリニューアル開館に向け、「旅の図書館」は移転準備を進めている。キャビネットの奥から、発行順に整理された昔の図書館パンフレットが出てきた。古地図や古代美術の彫刻写真を表紙に使った格調高い雰囲気に興味を惹か・・・
観光研究部 上席主任研究員 菅野 正洋
さる6月1日から4日にかけて中国・北京で開催されたAsia Pacific Tourism Association(APTA)の第22回年次大会に参加し、研究活動を通して得られた知見を発表してきました。 (APTAの・・・
ポケモンGOにはまる 当財団のコラムでは以前に、相澤主任研究員が「位置ゲー」※1について、吉谷地主任研究員が「仮想現実(VR)・拡張現実(AR)」技術について紹介しました。今年7月、その「位置ゲー」と「拡張現実(AR)・・・
観光庁が実施している『訪日外国人消費動向調査』が2016年で7年目を迎えました。調査の名が示す通り、訪日外国人の消費動向を把握することが主目的ですが、客層等の実態調査も同時に行われています。今回のコラムではこのデータを・・・
観光研究部 副主任研究員 門脇 茉海
先日、とある観光地で地元の方と打合せをしていた時のこと、話題はますます増えている外国人観光客のことに。「外国人を相手にするってなると、ちゃんと話さなきゃって身構えてしまう人が多いんだけど、別に話せなくたって、身振り手振・・・
観光研究部 上席主任研究員 柿島 あかね
最近、生まれて初めて競馬に行く機会がありました。実際に競馬場を訪れてみると、有名店のスイーツが並ぶおしゃれなカフェでは女性グループやカップルがくつろぎながら次のレースの相談をしていたり、パドック周辺ではこれからレースに・・・
現在、移転に向け準備を進めている「旅の図書館」は、“観光の研究と実務に役立つ図書館”を目指しています。その実現のための取り組みの一つとして構築した観光研究資料の独自分類から、その効用や近年の観光研究の傾向の一部をご紹介・・・
観光研究部 上席主任研究員 相澤 美穂子
年間2,000万人近く外国人旅行者が訪れるようになり、2015年はホテル不足やホテル料金の高騰が話題となりました。実際に、シティホテルやビジネスホテルの客室稼働率はここ数年7~8割前後で推移している状況です。その一方で・・・
観光研究部 主任研究員 吉谷地 裕
「電脳コイル」をご存知だろうか。2007年にNHK教育テレビジョンで放送されたアニメーションだ。 一見普通のメガネにみえる「電脳メガネ」が普及した世界が舞台で、電脳メガネをとおして現実とコンピュータグラフィックスによ・・・
立命館アジア太平洋大学 サステイナビリティ観光学部 教授(特別招聘教員)(出向中) 吉澤 清良
前回(vol.285)は「2015年、印象に残った地域、人、そして“言葉”」、前々回(vol.262)は「世界遺産 富士山の魅力、その普遍的価値を伝えたい!」と、いずれも「富士山」を話題にコラムを書かせていただきました・・・
ここ数年、アジアの都市を訪れる機会が増えている。 世界観光機関(UNWTO)では、今後世界の国際観光客数が増加していくなかで、特にアジア太平洋の増加率が最も高くなるとしているが、自身の行動を振り返っても、確かにその流・・・
公益社団法人 京都市観光協会 主任(出向中) 福永 香織
ソフトクリームといえば、子どもから大人まで幅広い世代に愛されるスイーツですが、先月開催された第13回デザート・スイーツ&ドリンク展(2016年4月13日~15日、東京ビッグサイト)でも、ソフトクリームの総合メーカー日世・・・
JTB総合研究所 コーポレート共創部 主任研究員(出向中) 牧野 博明
2016年4月14日(木)の熊本地震の発生以降、今なお断続的に続く地震は、熊本県及び周辺地域に多大な被害を及ぼしています。お亡くなりになられた方々には深く哀悼の意を表し、また被災された方々に対しては心よりお見舞い申し上・・・
経済波及効果を向上させるということ 当財団が実施している観光の経済効果研究や観光文化225号にあるように、「人口減少に直面する地域が経済的な自立を保つため、域外から訪れる観光客からの収入を“てこ”にして域内の経済循環を・・・
おきなわサステナラボ長 兼 観光研究部 上席主任研究員 中島 泰
ニュージーランドの森にはサンドフライがいる。18世紀の探検家、ジェームズ・クックが「もっとも迷惑な生物」とその存在を日記に残した、その正体は小型のハエだ。蚊にも似ているが、異なるのは刺された後の痒さと持続性が蚊の比では・・・
2016年1月9日(土)~2月28日(日)まで、東京国立近代美術館では「ようこそ日本へ 1920-30年代のツーリズムとデザイン」と題した企画展が開催されていました。この展覧会では、戦前、わが国において外国人観光客の誘・・・
この1年、縁あって東北沿岸部での業務に携わることができた。震災後5年が経過する中で、私自身、未だ消化しきれないものが多々ある。あの日からの出来事を、ひとりひとりが心に抱きつつ、それぞれの方法で折り合いを付けようとしてい・・・
3.3兆円に上る米国の留学生消費額 米国におけるインバウンド消費額は2014年で1,772億ドル、同年の為替レートで計算すると約19兆円に上り、これは世界最大である(国際収支統計の旅行収支受取額)。 さらにその内訳を・・・
観光研究部 主任研究員 後藤 健太郎
定着したと思える用語「観光まちづくり」を敢えて分けるのは、もう一度その間にある違いや観光まちづくりに取り組んできた各地域の現状と課題を踏まえて、今後の取り組みに向けた要点を整理することが重要だと考えるからです。 この・・・