研究員が調査研究活動や普段の生活の中で感じたことを、ホットな雑感として綴っています。
常務理事/博士(農学) 寺崎 竜雄
前々作vol.71に”キャリング・キャパシティは関係者間の話し合いに基づいて決めるもの”と書きました。今回は、その決定過程となりうる「地域社会(コミュニティ)を基盤とした地域資源の管理運営手法」・・・
地方財政緊縮の煽りを受けて多くの自治体で観光予算の縮小が続いています。しかし、地方の課税自主権が強化されるには時間がかかるでしょうし、安定的な財源確保のために観光税や協力金等の導入を検討する自治体が今後増えていくでしょ・・・
要約 思いがけないことが一生の思い出になることがあるように、旅もまた、思いがけないことで思い出に残る旅になることがある。旅は心でするもの。自由でしなやかな心を持って旅立ちたいものである。 本文 思いがけないことが一生・・・
「美味しく創るのは簡単です。決まった組み合わせはわかっています。でも私は完成手前で味を一つ引いたりします」。ここは山形県鶴岡市、全国から食通が押し寄せて予約がとりにくくて有名な、レストラン「アル・ケッチァーノ」。 オ・・・
観光研究部 上席主任研究員 菅野 正洋
■観光地で割と見かけるこんな場面 突然ですが、皆さんは以下のような場面について、何をお感じになりますでしょうか。 ・・・とある有名観光地への出張の際の出来事。現地についてから、観光案内所で観光案内のパンフレットを物色し・・・
■日常の通勤風景 私は毎日、電車通勤をしています。仕事と子育てに追い回される身にとって、通勤時間は自分のためだけに使えるつかの間の貴重な時間。以前はこの時間に小説やマンガ雑誌を読んでいましたが、最近ではiPhone(ア・・・
最近、興味深い、というより危惧しているのは、「仮想空間」を楽しむ傾向が子供達の間に高まっていることです。バーチャルの世界で次々起こる出来事に前向きに立ち向かう子供の姿。そこでの体験は、実際の力になるのでしょうか?一方、・・・
働く人々が心身をリフレッシュするためには、まとまった休暇を計画的に取得することが重要です。また、観光地においては交通混雑の緩和や施設経営上、旅行需要の平準化が求められています。そのためにはオフシーズン期の魅力にも光を当・・・
要旨 21世紀になり、はや10年が過ぎようとしています。 「21世紀は観光の時代だ」といって無邪気に喜んでスタートしましたが、この10年の間には、9.11、SARS、リーマンショックをはじめいろいろなことが起こり、観光・・・
◆要旨 この2年間は我が国のあらゆる産業が変化への対応を突きつけられた年でした。そして、2008年の対応が対処療法である雇用調整中心であったのに対して、2009年は提携やM&A等、事業体の再編成まで含めた抜本的な対応が・・・
<はじめに> 札幌から函館本線に乗り、銭函を過ぎると鉛色の日本海が広がります。冬の小樽に向かう旅情をそそる瞬間ではないでしょうか。久し振りに訪れた小樽は残念ながら大雨。今や年間750万人が来訪する国際観光地に変貌した北・・・
はじめに 人々を惹きつける観光地の魅力には様々な要素が必要です。息をのむほど美しい自然風景であったり、伝統文化・芸術であったり、おいしい食べ物であったり・・・地域固有のものであればあるほど、その魅力は輝きを増すに違いあ・・・
地方の元気と観光振興による地域活性化 人口減少、高齢化・少子化がすすむ中で、地方の活性化は、重要なテーマである。地域活性化に向けて国が取り組む様々な支援事業も、地域に効果的な成果を残し、次の世代への活性化の芽だしとなる・・・
■「訪日外国人3000万人プログラム第1期(仮称)」の始動 2000年代に入り、わが国ではインバウンド振興を国の主要な観光施策の一つと位置づけ、2003年度から「ビジット・ジャパン・キャンペーン」(VJC)の展開など、・・・
観光研究部 上席主任研究員 相澤 美穂子
先日テレビを観ていると、女子高生向けのファッション誌の制作現場に密着した番組に目が止まりました。それを観て私は、自分が高校生だった頃とは色々な点で大きく様変わりしていることに驚きました。 中でも一番驚いたのは、雑誌の・・・
サイパン・テニアン・ロタ(北マリアナ連邦)は、成田から飛行機で約3時間半で行ける身近な南国リゾートです。2008年の日本人来島者数は約21万人(前年比6.6%増)でしたが、2009年に入りインフルエンザ等の影響で1~7・・・
■今年、イタリアでは小さな村が持つスモールアートに注目 イタリア観光局は今年の日本人観光客に対する総合プロモーション戦略の一つとしてイタリアの「スモールアート」を取り上げています。「スモールアート」とは地方の小さな村が・・・
立命館アジア太平洋大学 サステイナビリティ観光学部 教授(特別招聘教員)(出向中) 吉澤 清良
今年2月、久しぶりに開催された中学校の同窓会に出席して以来、中学校時代の友人と集う機会が多くなりました。”某ホテルが結婚式の少なくなる夏場対策として打ち出した同窓会プランが、40代~60代の支持を得て思わぬ・・・
地域の観光の活性化に取り組む際に「地域が持つ資源を改めて見直してみることが大切」とよく言われています。しかし地域で日々生活している人には「言うことは分かるけど、うちの地域にそんな良いものなんか無いよ、人に勧められるほど・・・
JTB総合研究所 コーポレート共創部 主任研究員(出向中) 牧野 博明
2010年12月の新幹線開業に向け、青森県では観光施設等の整備・リニューアルとともに、受け入れ体制の見直しも着々と進められています。その一環として、2009年4月に(社)青森県観光連盟、青森県大規模観光キャンペーン推進・・・