研究員が調査研究活動や普段の生活の中で感じたことを、ホットな雑感として綴っています。
観光研究部 副主任研究員 江﨑 貴昭
コロナ禍は体験商品の造成に強力な支援がある時代 2020年1月以降から今日までの約2年半は、新型コロナウイルスの流行により、全国の観光地は誘客に大きな影響が出た期間となりました。一方で、この期間においては、政府の経済対策・・・
観光研究部 上席主任研究員 五木田 玲子
3年ぶりの外出制限のない夏休みを迎え、旅行市場は賑わいをみせています。一方で、新型コロナウイルス新規感染者は過去最多を更新、医療機関にも影響が出ており、油断できない状況が続いています。今回は、前回のコラムに続き、コロナ禍・・・
観光研究部 上席主任研究員 菅野 正洋
1.はじめに 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界的にまん延したことで、観光が前提としている人の移動・接触、交流は大きな制限を受け、我が国のインバウンドを含む観光全般の活動も停滞を余儀なくされました。 その・・・
観光研究部 副主任研究員 門脇 茉海
2年半ぶりの1泊2日旅行 2019年12月の台湾旅行以来、コロナ禍にあってしばらく旅行から遠ざかっていましたが、先日、およそ2年半ぶりに地元・横浜へ1泊2日の近場旅行に出かけました。 宿泊先は横浜を代表する老舗ホテル・ホ・・・
観光研究部 上席主任研究員 柿島 あかね
コロナ禍を経て変わる訪日旅行時のニーズ つい先日、訪日外国人旅行者の受入に向け、観光庁によって試験的に小規模ツアーが実施されることになり、海外からの旅行者が日本に到着しました。また、政府は6月から観光目的の外国人旅行者の・・・
観光研究部 研究員 磯貝 友希
世界遺産富士山、北岳、八ヶ岳などの雄大な景観や、温泉、ワイン、果樹などの特色ある観光資源に恵まれ、首都圏からのアクセスも容易な山梨県。コロナ禍においても、県が認証する「やまなしグリーン・ゾーン認証」など感染症対策への取組・・・
観光研究部 研究員 工藤 亜稀
当財団では、2019年度よりスキーリゾート研究会(現・マウンテンリゾート研究会)を設立し、主にスキー場事業者やスキー場が立地する自治体等を会員とし、セミナーの開催や市場調査等の研究会活動を行っています。 2021年度は、・・・
観光研究部 副主任研究員 那須 將
本コラムは全2回のうちの2回目である。 前稿では新たな旅行形態の一つとなっているWildlife Tourismについて、国際的な概況と潮流を整理した上で、そこにどのような観光者のまなざしが注がれているのかを論じた。その・・・
昨年(2021年)秋、長野県と岐阜県にまたがる北アルプス南部地域で実施された「北アルプストレイルプログラム(利用者参加制度)」に関わる機会がありました。今回は、その機会を通じて考えた、山岳利用と「責任ある観光」、登山者が・・・
観光研究部 主任研究員 吉谷地 裕
東洋のアマルフィか軍艦島か 保戸島(ほとじま)は、大分県津久見市から航路で25分の位置にある、周囲わずか4kmの小さな島である。古くは景行天皇が訪れたといわれ(腰掛石がある)、柳田国男も「海南小記」に保戸島のことを記して・・・
はじめに 新型コロナウイルスの感染拡大により、仕事と休暇を組み合わせた滞在型旅行が「新たな旅のスタイル」として位置付けられ、その推進のため様々な取り組みが展開されているが、この新たな旅のスタイルの一つに、出張等の機会を活・・・
公益社団法人 京都市観光協会 主任(出向中) 福永 香織
はじめに 昨年度より、観光地におけるレジリエンスに関する研究を進めている。具体的には、各分野におけるレジリエンスの概念や、レジリエンス研究のアプローチ、レジリエンスの要素等を整理するとともに、特に海外で進んでいるデスティ・・・
ニセコ町商工観光課 ((株)ニセコリゾート観光協会事務局長)(出向中) 中野 文彦
2020年1月に新型コロナウイルスの流行がはじまり、早くも2年が経過しました。観光振興に取り組む地域にとっても、長引くコロナ禍によって様々な変革が求められた2年だったのではないかと思います。 私たちは、この2年間、各地の・・・
立命館アジア太平洋大学 サステイナビリティ観光学部 教授(特別招聘教員)(出向中) 吉澤 清良
2022年1月。新型コロナウイルス下で迎えた2回目の正月は、幸いにも全国的に感染状況が落ち着いていることもあって、久しぶりの帰省や旅行をする多くの人で、各地が賑わった。今(1/11)はオミクロン株の感染拡大が懸念されると・・・
理事/観光研究部長/旅の図書館長 主席研究員/博士(社会工学) 山田 雄一
振り回された2021年 ローラーコースターのような1年だった。2021年について、多くの観光関係者が持った感想なのではないだろうか。 2022年が観光にとって、どういう年となるかを見通すことは難しい。 コロナ禍について言・・・
おきなわサステナラボ長 兼 観光研究部 上席主任研究員 中島 泰
今年8月、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は、産業革命前と比べた世界の気温上昇がこれまでより10年早く、2021~2040年に1.5度以上に達するとの新たな予測を発表しました。また、国内外では豪雨や干ばつ、熱波の・・・
観光研究部 研究員 仲 七重
東京・竹芝から船で24時間、太平洋を南下し辿り着くのは、世界自然遺産の島、小笠原諸島です。 大陸と陸続きになったことがない海洋島であるため、独自の進化を遂げた固有種の植物や生物が生息しています。また、ボニンブルーと呼ばれ・・・
観光研究部 研究員 武智 玖海人
新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ)の流行以前と比べて、人気が高まっているのが「温泉」です。当財団が実施している「JTBF旅行意識調査(2021年5~6月調査)」の結果によると、今後1~2年間に行ってみたい旅行タ・・・
観光研究部 主任研究員 後藤 健太郎
発出されていた緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置が9月30日をもって全都道府県で解除された。新型コロナにより大きな打撃を受けた観光業界や観光地では、観光再開に向けた期待が高まる中、観光活動が本格化する前に備え考えておく・・・
観光庁「旅行・観光消費動向調査」によると、2020年の国内宿泊観光・レクリエーションにおける延べ旅行者数は9,183万人で、前年比46.5%減となりました。